私は、嫁が間違ったこととかを面白がる、という意地の悪いところがあるようだ。
小学生くらいの男子が、好きな女子にちょっかいをかける、というのはありがちなことだが、それに近いものと言っていいかもしれない。
もう我々2人、おじさん、おばさんなので、何をやってるんだという感じではあるけれども、実質は、私がそういうことしてを嬉しがっているだけで、嫁は「それの何が面白いん?」という感じだから、私だけが小学生気分なんだろうな、とも思う。
とても些細な事をわざわざ取り立てて私が面白がる。
何かそれに該当するようなことがあったときは、
嫁 「あー、このことまたしばらく言われるわ~」
と言ったりする。
ある朝、私が先に起きて、インスタントコーヒーを入れて、牛乳を足そうと思って冷蔵庫を開けると、牛乳パックがこんな感じになっていた。
これを見て私が思ったのは、
「あぁ、注ぎ口じゃない方から開けようとしていることに途中で気付いて、方向修正したんだなぁ」
ということだ。
注ぎ口じゃない方は、広げられているものの、開くとこまでは行っていないので、ギリギリ間に合った、といったところか。
このことは嫁にはまだ言っていないが、私の予想では、
嫁 「ん?そうやったっけ?」
と忘れているか、
嫁 「それの何が面白いん?」
という、いつもの答えか。
あるいは、私の捉え違いで、何か意図があって、両側を広げたのか。
まぁ、要するに、結果として現れている現象、今回なら、牛乳パックの両側が開いている、といったことで、そのときどきに、行動してる姿嫁を想像して、私は面白がっているのである。
嫁 「あ、逆や…」
とか思ったんだろうか、とか…。
想像は尽きることがないのです。
…
後日聞いてみると、
嫁 「あ、バレた?」
という返事でした。