
ちょっとしたシール 2022.04


嫁はときどきひとり旅に出る。
年に1回あるかないかくらいの頻度だろうか。
私が勤め人じゃなかったら「俺も行く!」と言いそうなところだ。
ただ、嫁のこの行動は、何となく「ひとり旅」であることに意味があると思えるものなので、いわゆる「俺も族」は野暮な感じがする。
先日、翌週分の食料品を買い出しに出かけようとした私を、何か言いたげにじっと見つめる嫁。
嫁「…」
私「ん?」
嫁「…」
私「どうした?」
嫁「来週出かけようと思ってて…」
私「え?」
嫁「だからあんまり買い出ししたら余ってしまうから…」
私「なんと…! あれか『ビジョンクエスト』?」
嫁「うん…」
私「え〜!いつから?」
嫁「月曜から…」
私「明日やん!え?そうなん!?」
と、日曜のことなので、つまりは翌日から予定していたらしい。
嫁「『え〜っ!』て言われると思って言い出しにくくて…」
私が嫌がったり寂しがったりするだろうと思い、言いにくかったようだ。
今回は、月曜出発で週末までには帰ってくるとのこと。
今じゃもう帰ってきていて、日常を過ごしているわけだが、心の整理? リフレッシュ?できたかな?


とあるショッピングモールに入ってる、タリーズコーヒーに行った。
まぁ、よく行くモールで、だいたい行ったら、それぞれ目的のある店を適当に回り、ひと段落ついたら茶店で落ち合う感じ。
今日は、嫁の方が先に行っていたようで「タリーズでーす」のLINEが来ていたので「行くわー」と返信。
行くと、言っていた通り嫁が居る。
財布から305円を渡してくれて、それを握りしめて、注文するところへ向かう。
私「ホットのエスを」
店員さん「本日のコーヒー、ショートサイズおひとつですね」
そうそう!それです!
本日のコーヒーは、(どこかの)ハウスブレンドと聞こえた。
で、お勘定を聞くと、335円ということで、手に握りしめた305円では足りなかったので、マイ財布から30円を取り出して支払った。
振り返ると、嫁がいた。
嫁「ごめんごめん!足りひんかったんちゃう!(笑)」
私「30円くらいは持ってるで(笑)」
そうして、砂糖とフレッシュを入れてかき混ぜるところを嫁に見てもらいながら、嫁が慌てて持ってきてくれた30円を受け取りつつ、席へ向かう。
優しい嫁である。