気がつけば1年

何となく始めた、嫁とのやりとりを書いているこのブログ、気がつけば1年を過ぎていた。

去年の6月15日が始めの投稿だったようだ。

ほんま時間が経つのが早い…

始めた当時は、まずは毎日更新していこう!と意気込んでいたのもあったけど、今は「書こかな」と思ったときに書く、というスタンスにしている。

それでも、だいたい週にいっぺんよりは書いてきたようだから、なんやかんやで続くもんなんやなぁと。

ところで…

いつだったか、かつて読んだ本で、不動産投資をしているご夫婦の話があって、嫁さんの方が書いてる本で、私らよりちょっと先輩だったんで、50歳あたりの方だったろうか。

なんとかかんとか不動産を購入したはいいが、借りてくれる人が現れた!空室になった‼︎ とドタバタいろいろありつつ奮闘する話だったんやが、その不動産のローンが終わる頃には、自分たちは老人であることにふと気づく。

あるいは、生きてるんかしら…とか。

今、必死のぱっちでやってるけど「私たちあんまり時間ないじゃん…」って。

考えてみると、自分らも似たようなもんやもんなぁと、そんなことを嫁と話した覚えがある。

そう、いま40代半ば、平均的にいうと人生の半分は過ぎているわけで、ざっくり生きれてあと半分。

それに(今でも若かりしときに比べると体力は下降線なのが否めないが…)体が自由な時間を考慮すると、半分より少ない人生しか残ってないとも言えるかもしれん。

あんまり、効率よく、とか、無駄なことをせずに、とか意気込むのもどうかとは思うが、そういうことを少し考えてみるのもいいかもしれんですよね。

自分らの人生ってやつを。

買い物からの帰りの車で、嫁は、視力回復のためのピンホール眼鏡をかけたものの、数分後には眠ってしまったようで、うちに到着後は、なんとか家には上がり手洗いはできたものの、そのまま寝室へ直行し、寝息をかきはじめる…

そんな嫁に思いを馳せつつ、このプログを書いている、日曜の夕方であります。

箱ティッシュの凹み

もし、家に置いてある箱ティッシュの角が折れていたり、箱が凹んだり変形していたら、普通はどう思うんだろう。

私の場合は、嫁が近くを通るときに踏んづけたんやろうなぁ、と思う。

場合によっては、私が踏んづけたものなのかもしれないが、とりあえず嫁のせいにしておけば、私は笑える。

きっと嫁は、どっちが踏んっけたかなんて大したことではなく、私が「箱ティッシュが凹んでる」と言ったところで「ほんまやね」と言うくらいで、なんでもないのだろう。

さて、これはどちらの仕業なのだろう。

まぁ、嫁だな!(笑)

自信漢方

ある晩酌のとき、どうも近頃自分のエネルギーが少ない気がして、

私 「なんかどうも自信がない感じやわ…」

とぼやくと、

嫁 「はい、自信」

と、嫁が握った拳をこちらに向けてきた。

ジェスチャー的には、飴玉みたいなもんを私に渡しているような素振り。

なので、手で受け取って、口に入れる仕草をして、

私 「うぉー、なんか自信が湧いてきた、何でも出来るぜー」

と握りこぶしを作って大袈裟に効果を表現すると、

嫁 「ふふふ、なんか副作用ありそう」

私 「ははは、確かに」

即効性のあるもので、効果が急激なやつは、なんとなく副作用がありそうなイメージだな。

嫁は、返しが妙にうまいときがある気がする。

今回嫁から頂戴した「自信」という名の何かは、少なくとも、悪い副作用があるものではなさそうだ。

嫁は、私の漢方みたいな役割も担ってくれているのかもしれないなぁとか。

ありがとさん。

夜の向こうに青空、とか。

6月半ばにして日中は気温30℃くらいになっているようで確かに暑い。

とはいえ、夕方になるとちょっと涼しい感じがするんで、1日を通しては真夏!という感じではないかな。

あっついなぁ…と思いつつ、何気なく昼に嫁にLINEを送ってみると、ちょうどスマホを持っていたのか、すぐに返してくださった。

私 「夏日やな」

嫁 「天窓から(日差しが)カーとなっとります」

天窓のある部屋にいる様子。

メッセージのあと、天窓の写真を送ってくれたんだが、ふとオモロイ写真やなと思った。

いわゆる逆光で、相対的に暗いところがぐんと暗く写っている。

ふと思い出したのは、そういえば嫁は、学生の頃から、ちょくちょく美術館とかへ行くことがあったようやが、確か好きな画家の中にマグリットが入っていたはず。

私 「マグリットの絵みたいやな」

嫁 「アートやんかいさ」

ちょっとコントラスト変えたけれども、月の出ている夜空に窓があって、そこから青空が見えている・・・というように見えませんでしょうかね。

心にアートを、なんちゅうてな。