オザキユタカ

尾崎豊さんの歌で「15の夜」という歌がある。

盗んだバイクで走り出す
行き先も分からぬまま
・・・

世代にもよると思うけど、知っている方は相当に多いはず?

私よりもちょっと上の世代の人がドンピシャの時代じゃないだろうか。

ものすごい、当時の青春というイメージを想起させられるが、今だったら歌詞が、子供の教育上よろしくない!とか言わレそうにも思う。

盗みを助長する事になりかねない!という批判が出たりもするのだろうか。

尾崎豊の言いたかったことは、バイクを盗むのがいい、と言っているのではないわけで、いやその前に15歳っつったらバイクの免許とれんだろ、とかそういう野暮なことは書かない事にして・・・

私はあんまりどハマりすることはなかったが、フェスとかで歌ってるのを見ると、熱狂的な支持者がいるのも納得。

まさに鬼気迫るという言葉がぴったりくるようなものもあったし「なんちゅう表現者や…」と圧倒される感じがある。

私がすでにほろ酔いで晩酌の準備をしつつ。

私 「バイク盗んだらいけません〜♪」

嫁 「なにそれ?」

私 「ヨメノダンナの歌や」

嫁 「なに?」

私 「オザキユタカ、じゃなくて、ヨメノダンナ や」

嫁 「・・・」

私 「どうした?」

嫁 「最近、難し過ぎる…」

私 「(笑)いや、イントロクイズのつもりやないから…。ほんで、分からん言うて落ち込まんでええんやで?」

嫁 「うん。別に落ち込んではない」

私 「それにしても、嫁の旦那ウィルスが猛威をふるっとるなぁ」

嫁 「はぁ、いややなぁ…」

私の話…というか、たわごとに応答しようとしてくれる、しおらしい嫁である。

いや、そもそもこんなことに思考を使わされて、かわいそうな嫁だとも言えるか…誠にすみませんね。

それはそうと、書きながら気づいたが、そんな話をしていた晩酌の夜は、我々夫婦ともに、45の夜、なんだなぁとか。

ちなみに私は尾崎豊と言えば「Forget-me-not」という歌が好きだ。

ダンボールと焼肉と私たち

「部屋とYシャツと私(平松愛理)」という曲がありましたな。

先日、車で30分くらいのところにある、道の駅のようなところへ行ってきた。

理由は、ダンボールを処分しに行くため。

なんじゃそれ?だが、というのは、うちの近所は、どうも廃品回収のルールがよく分からなくて、ダンボールや新聞紙などが溜まったら、普通ゴミのときに市指定のゴミ袋に入れて捨てていた。

でも、かさばるし、新聞なんかだと重いし、ゴミ袋もタダじゃないし、なんかええ処分方法ないものか、ということでネットで古紙回収など調べてみた、

すると、コシクーという会社が、ショッピングモールやらホームセンターやらに回収ボックスを設置していて、そこへドカッと入れればいいらしいとの情報あり。

そういえば以前、ちょっと遠出した折に寄ったことのあるホームセンターに、そんなコンテナみたいなのがあったなぁと嫁も私も記憶していた。

設置箇所。探してみるとそこそこ近場にもあったので、溜まっていたダンボールを車に積んで、ドライブがてら行ってみることにした。

店もいろいろあるようだし、新しいところへ向かうのは、ちょっとした旅行気分になり結構楽しめる。

行く前にそこの施設を見ていて、ショップやレストランがあるのを見て「朝イチに行ってモーニングなんてどう?」「昼ご飯に海鮮もあるし焼肉屋さんもあるで」とか話しつつ。

そうして翌日の朝に、持っていくダンボールいくつも折りたたみ、車に詰め込み、お出かけ。

言うなれば、デートのコースがダンボールを捨てにいく、というものなわけだが、それを楽しめるというのも悪くないと思う。

現地に着いたらすぐに目的のコンテナが見つかり、2人してダンボールを投げ入れる。

で、ちょっと早いがせっかくやから昼飯にしようかということで、レストランのある2階にあかりメニューを見る。

海鮮屋さんは、海鮮丼や海鮮バーベキュー推し、焼肉屋さんは、焼肉ランチ推し。

迷う…

私 「うわぁ迷う…海鮮バーベキューはちょっとたいそうやが、丼うまそうやし、肉は捨てがたい…そもそもここで食う?」

嫁 「どっちでもええよ」

私 「あーアカン、1回離れよう」

と、1階に降りた。

私 「あーどっちもウマそうやなぁ…どっちかやったらどっちがええ?」

嫁 「どっちでもええよ」

私 「肉でもええ?」

嫁 「肉でもええよ」

と、じゃあ行ってまいましょかと、焼肉屋さんへ入ることに。

2人して焼肉ランチに、単品を2つほど追加して満足、そして、そこの店の肉が美味しかったので「ここリピ決定やな」と意見が合った。

ここ数年の間に、近所にあった、とても気に入っていた焼肉屋さんが閉店してしまっており、お気に入り焼肉店が見つかったのは喜ばしいことだ。

たまには、ダンボールを捨てにいくくらいの用事でも、出て行ってみるものです。

これから冬にかけて、テラスの海鮮バーベキューは厳しくなるけど、春?秋?くらいにはそれもええかなぁ。

相乗効果

人のことを単純、というと、どちらかと言えば、良くないように言ってる感じに聞こえるかもしれないが「分かりやすい」という風にも言い換えられるか。

嫁はきっと、そういう感じの単純明快な一面を持っているんじゃないかと思う。

それに比べると、私はごちゃごちゃちまちまと考えて面倒くさい感じかもしれない。

もちろん分野によっては、嫁の方が深く考えていることも多いが、嫁のそれは、実際的というのか、少なくともちゃんと何らかの目標に向かって思考を巡らせているんじゃないかと思う。

一方、私なんかは、いろいろ考えてはいるものの、結果的に「ほんで?」ということになることが多いような気がする。

例えば「これやりたい」と思ったら、嫁はそれをやり始める。

私は「そうなるとこれをこうして、あれをああしないといけないな、そしたらそっちのことはどうしたらええんや…」という風か。

一長一短はあると思うんだが、なんやかんやとシミュレーションしてみたところで、実動することに勝る経験はないんだろうと思う。

そういう意味で、私からすると、嫁は気持ちいいところがある気がするのだ。

そんな嫁、そんな私だが、ときには嫁が「こんななったんやけどどう思う?」と聞いてくることもある。

私は自分の思うことを話して、嫁は「あ、そっか、そうしよ」と納得することもある。

性格や考え方は違えど、補い合えているのであればいいなぁと思う。

もちろんこういう違いが、すれ違いのもとになることもあるわけだが、どんな夫婦にも違いがあって当然だろう。

我々夫婦で言うと、せっかく嫁が考えたことに対して、私がブレーキをかける、否定的な意見を言うようなことがある気がする。

具体的にはパッと思いつかないが、なんだか結構あるんじゃないかと思えて、反省してしまう。

そう、お互いからもし「え〜」という意見が出たとしても、どうしたら2人の違いが、マイナスじゃなくプラスになるか、足し算や掛け算になるか、お互いに工夫していけるのがいいよなぁと。

相手に合わせる必要があるケースもあるだろうけど、それぞれの考え方や性格を抑えたり無くしたりするんではなくて、そのままでいい相乗効果を作れるのがベストだよなぁと思う。

私は結婚19周年経過した今も、嫁のことは、可愛いと思うてるし、好きや。

もちろん、喧嘩しとるとき以外は、です。