猛禽類

 

嫁は昔から漫画が好きで、今でもちょくちょく読んでいるようだ。

そして、笑ってもうた、泣いてもうた、感動した、などの話をする。

ときには、ここ読んで!と漫画を持ってくる。

私はどちらかというと、あんまり漫画は読まず、小説とかエッセイ、自己啓発本や、関心のある深層心理学の本などを読むことが多い。

読んだ漫画を思い返してみると、キン肉マン、北斗の拳、タッチ、ろくでなしBLUES、あしたのジョー、といったところか。

嫁に教えられた漫画は「ガラスの仮面」「大奥」「雪花の虎」など、女性向けのものから、最近は「ナニワ金融道」「カバチタレ」「ウシジマくん」などの金融関係がテーマのものも好んで読んでいるようだ。(「ウシジマくん」は読んだ後にゲンナリしてしまい、あまり好みではなかったようだが…)

そんな中に、ハゲタカ?と言うのもあったように思ったが、これは後から聞いて分かったのだが、漫画ではなくて、小説がドラマ化されて流行ったやつみたいだ。

私は初め間違えて「ハゲワシ」と言ったようで、そこでひと笑いあったのだが、金融でハゲタカというのだから、いろいろ闇の世界のことが描かれているんだろうなと想像していた。

この作品は、読まされたことはないが、ふと「そういや動物のハゲタカってどんなんやったかな」という話になって、2人して絵を描いてみようということになった。

ささっと描いた絵がこちら。

左側が嫁の作品だ。

「ハゲタカ」あるいは「ハゲワシ」と特定するのは極めて困難ではあるが「鳥」という大きな括りには入っているのは分かる。

目の部分が、キリッとしているのは、猛禽類であることを表現したかったのだろうと思う。

もちろん、私のハゲワシも、誰が見てもハゲタカやハゲワシだと分かるかというと、疑わしいところもあるが、少なくとも、鳥の中のある種類に特定しようとしている意図は伝わるのではないでしょうか。

この絵から汲みとれることは、我が嫁の、考え方が大きさ、物の見方の広さ、強いては、恰幅の良さが表れているのだろうか。

先の記事で、夫婦の会話について書いていたが、うちでいうと、こういうのも夫婦の会話のひとつとして勘定するものです。

ちなみに、「ハゲタカ」を漫画の作品だと勘違いしたのは、鳥つながりで、「クロサギ」という漫画があったからだろうと思う。

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