何度でも乾杯

我々夫婦は、ほぼ毎晩ように晩酌をしている。

私が会社勤めなので帰宅がかなり遅くなったときや、どちらかの体調が芳しくないとき、どちらかが飲み会に出かけているとき、など以外はホントに毎日だ。

ビール、焼酎、酎ハイ、ウイスキー、日本酒、ワイン…なんでも飲む。

だいたい毎日2種類は口にしているかなと。

私は結構アテを作るのが好きなんで、休みの日なんかは、そろそろ準備するか〜という感じで、呑みながら台所に立つ。

私 「ぼつぼつDCするわ」

嫁 「たのんます!」

と、プシュッと缶ビール(第3の)を空けコップに注ぐ。

時間が早いときは、嫁はアテが出来上がってから飲むこともあるが、大概「私も参戦〜」となる。

休前日の晩酌の始まりはなんとも楽しいが、早くから飲むので、最後はべろべろになっていて、翌日には、何を話していたか、どうやって寝室に入ったかなど、覚えていないことも。

まぁ、何してるわけでもないが、ここ何年かは家飲みが主流だ。

アテを作りながら呑み始める前にまず「乾杯〜」とやる。

そして、なぜか通例のようになっているのが、乾杯の後の拍手。

実際に手を叩かなくても、口で言ったりする。

考えてみれば、なんじゃこりゃ?という感じだな。

こないだ「カンパーイ」とやった後、

嫁 「ハチハチハチハチ〜」

私 「なにそれ?」

嫁 「マルがとれてしもうた!」

と言っていた。

ちょいちょいなんか挟んでくる。

ふふふ…と思いながらアテ作り。

その間、嫁はパソコンで作業をしていることが多いか。

で、2、3品の料理が出来上がると、テーブルについて改めて「乾杯〜」とやる。

私があるとき、

「何回乾杯すんねやろなぁ」

というと嫁が、

「乾杯は多いほどいいんやで!」

と言っていた。

どこでそんなことを習ったのか分からないが、ふふふ…と思う。

ちなみに、DCは、Drinking Cooking.

食べつつ飲みつつ話しつつする我らなのである。

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