たまに、スマホのカメラロールに残ってる写真を見返していて、お互い笑っているのとか、嫁が眩しそうに目を細めているのとかを見て、ほっこりしたり、改めて頑張るぞと思ったりする。
とくに、旅行に行った時のものとかでなくても、いつものショッピングモールの駐車場であったり、うちの中であったり、普段のひとコマなんかも楽しそうな感じがする。
こういう感覚があるというのは、ありがたいことやなぁと思う。
写真に残ってるのは、楽しそう、仲が良さそう、といったものばかりな感じやが、これにはちょっとしたトリックもあるやろうね。
当然ながら、お互いにどうも機嫌が良くない感じのこともあるし、ギクシャクすることもあるわけで、ただ、そういうときに、写真を撮ること自体がないから、結果的に、仲良さげな写真の集まりになると。
とは言え、交際期間含めると30年以上になるが、全体的に上手いことやってこれてる方なんじゃないかと、私は思っている。
嫁もそうじゃないかね。
実は、めちゃくちゃ辛抱して私に合わせてるんだと言うかもしれないが、いや、嫁はそういう合わせ方ができるタイプではないはずだ。
そうそう、なんとか主義、みたいなことじゃないが、嫁は嫁なりの、感じ方、考え方があって、しっかりしているところがあるというか、自分のスタンス?ペース?を持っている感じがある。
もちろん、お互いに合わせていってるところもあって、そのバランスがとれている状態がええ具合、ということなんかな。
また、私のカメラロールには、嫁単独の写真も多く残っている、
嫁曰く、
「変な写真ばっかり撮るよね…」
とのことだ。
たとえば、うたた寝の嫁、寝起きの髪ボサボサの嫁、ストレッチ中の嫁、お菓子のパッケージを詳しく読む嫁、ホームセンターである商品のところで長い間たたずむ嫁…
まさに、ただの日常のひとコマ。
嫁が面白いことをしているというよりは、私が勝手に面白く感じとっているんだろうが、結構なことではないかと。