ホステスさん

晩酌される方々はお酒を飲むということなので、酔っ払うということを体感していると思う。

その中でも、もちろん酒に飲まれたらいかんし、愚痴っぽくなったら楽しくない、というのはある。

文句のために酒を飲むのはよろしくない、と思う。

あーなんやもう!ちょっと飲もか〜くらいならメリットありかな。

いやいや、そうそう、話がブレてまうんやが、家での晩酌をほぼ毎日やっていると書いてるものの、お互い無言で飲み食いしてるわけではない。

あまり、テレビをつけてることがないんで、確かに何か喋っているはず。

ところが、なにを喋っていたかは、ほとんど覚えていない。

私が話すことは、ほとんどが「しょうもない」と嫁から評されているんで、自分が覚えてないのは無理ないと思う。

私のパターンで、自覚があるのだが、喋ってる途中で脇道に逸れて、もともととは違う話をしだす、というところがあるようだ。

嫁はそれを、聞くとも聞かずとも止めることはほぼない。

ふと自分で気付いたときには、

私 「あ、そうそう、いや、なんの話してたっけ?」

嫁 「うん。なんも話してないんちゃう?」

私 「そうか…」

…ということがよくある気がしている。

酔っ払ったときの記憶がない、ということはよく言われるが、どうも私の場合は、飲んでる最中に、自分の話そうと思っていたことを、そのときに忘れていく、という傾向があるのかもしれない。

そんなときにも「あんた、言いたいことはなんなの!?」とか「なんの話ししてるの!?」とか言わず「へ〜」「あははは!」と聞き流す?笑う?嫁。

嫁はもしかすると、私が、そのために出向いて指名してしまうホステスの役割をもしてくれているのかもしれない。

高級店なのか、低級店なのか、そういうカテゴライズのできない、クラブ?

などと思う、休日出勤のDCだ。

何度でも乾杯

我々夫婦は、ほぼ毎晩ように晩酌をしている。

私が会社勤めなので帰宅がかなり遅くなったときや、どちらかの体調が芳しくないとき、どちらかが飲み会に出かけているとき、など以外はホントに毎日だ。

ビール、焼酎、酎ハイ、ウイスキー、日本酒、ワイン…なんでも飲む。

だいたい毎日2種類は口にしているかなと。

私は結構アテを作るのが好きなんで、休みの日なんかは、そろそろ準備するか〜という感じで、呑みながら台所に立つ。

私 「ぼつぼつDCするわ」

嫁 「たのんます!」

と、プシュッと缶ビール(第3の)を空けコップに注ぐ。

時間が早いときは、嫁はアテが出来上がってから飲むこともあるが、大概「私も参戦〜」となる。

休前日の晩酌の始まりはなんとも楽しいが、早くから飲むので、最後はべろべろになっていて、翌日には、何を話していたか、どうやって寝室に入ったかなど、覚えていないことも。

まぁ、何してるわけでもないが、ここ何年かは家飲みが主流だ。

アテを作りながら呑み始める前にまず「乾杯〜」とやる。

そして、なぜか通例のようになっているのが、乾杯の後の拍手。

実際に手を叩かなくても、口で言ったりする。

考えてみれば、なんじゃこりゃ?という感じだな。

こないだ「カンパーイ」とやった後、

嫁 「ハチハチハチハチ〜」

私 「なにそれ?」

嫁 「マルがとれてしもうた!」

と言っていた。

ちょいちょいなんか挟んでくる。

ふふふ…と思いながらアテ作り。

その間、嫁はパソコンで作業をしていることが多いか。

で、2、3品の料理が出来上がると、テーブルについて改めて「乾杯〜」とやる。

私があるとき、

「何回乾杯すんねやろなぁ」

というと嫁が、

「乾杯は多いほどいいんやで!」

と言っていた。

どこでそんなことを習ったのか分からないが、ふふふ…と思う。

ちなみに、DCは、Drinking Cooking.

食べつつ飲みつつ話しつつする我らなのである。

「なんでそんなん言うん?」

「なんでそんなん言うん?」

と嫁に言われることがある。

誰でもそうだと思うが、寝起きのときに髪の毛がバサバサになっていることがある。

いわゆる寝癖。

私は短髪なので、あまり寝癖がついてる!という感じにはなりにくい。

起きたら顔を洗うのと同時に、洗面台の蛇口をシャワーに切り替えて、頭から水をかぶってバスタオルでぐしゃぐしゃーっと拭いて、お出かけの準備完了。

ドライヤーを使わないでいいくらいの髪の長さが楽だし好きだ。

あ、そうですか、と私のことはどうでもいい。

ヘアースタイルを含め、ファッション系のことについては、まったく分からないのだが、嫁の髪型は?と聞かれると、たぶんショート、と答えるのが妥当なんだと思う。

いや、そんなことを書こうと思ったんじゃなかった。

嫁の寝癖で、横にピコっと跳ねているとき、私は「発芽米」と呼ぶ。

頭の真上にぴょんと立つような感じのときは「しずくちゃん」としているが、これはなかなか出ない。

そして、バサバサになっているとき、これはよくあるが、いろいろな呼び方があるが、あるとき「ダーディーハリ子」とした。

そんなことを言ったっけなぁという感じなので、だいぶん前のことと思うが、その「ダーディーハリ子」というのが、どういうわけか嫁の印象に残ったようなのだ。

いずれにしても、どの名付けも、端的に言ってしょうもなく、なんのフィルターもかけずに、口をついて出ているだけのものだが、なぜか「ダーディーハリ子」。

ダーディーハリーは、クリント・イーストウッド主演の映画。

主人公のハリーは、直情径行、意味は、感情のまま行動する、ということらしく、嫁の寝癖の縦横無尽の様子をパッとそう言い表したのだろうと思う。

それにしてもくだらん…

「『ダーディーハリ子』とか、なんでそんなん言うん?」

という嫁の言葉には、私としては、嫁が、嫌がっているふうでもなく、呆れている感じもなく、また、本当に理由を知りたがっている、というわけでもなさそうに思える。

どういう気持ちで言うんだろう。

そして、私は、なんでそんなことを言うんだろう。

スポーツの秋?

株主優待券というのがある。

ある上場会社の株式を所有している人が、その会社からもらえる特典で、その企業の製品だったり、商品券だったり、いろいろある。

お金持ちで、株式投資をしていて、ほぼ、株主優待でもらえるものだけで生活できる、というくらいの人もいるそうだ。

そんなんええなぁ〜

そんな株主優待だが、そういうのでもらった優待券を、自分は使わないから、ということで、オークションなどで売っている人もいる。

そんな中で、嫁がちょくちょく買っているのが、あるスポーツクラブの施設利用券。

もちろん通う回数によるのだが、月1回とか2回とかなら、株主優待券を利用する方が、クラブの会員になるより安上がりになるのかもしれない。

たぶん、半年か1年くらいの有効期限になっているのだと思う。

意識的に運動しないと、なかなか体を動かす機会がないのが都会の社会人なので、嫁とも「動かんとなぁ」と(呑みながら…)話をすることがある。

さて、そうやって購入する施設利用券だが、買ったはいいが、なかなか行かない、という状況になりがちのようである。

夜寝るときに、何やらごそごそやっているな…と思ったら、スポーツジムに行く準備をしていて、明日行くつもりなんだな、と思っていた。

翌日仕事から帰ってきて寝室を見ると、準備したカバンが、そのままで置いてある。

その日は見送ったようだ。

そうこうしているうちに1週間くらいすぐに過ぎるわけだ。

思い出したが、昨年は、年末で有効期限が切れる券が3枚残っていて、スポーツジムが年末年始の休みに入る、まさに3日前から連続で行った、という怒涛のラストスパートを記録している。

お互い、運動は好きな方なのだが、わざわざそのために出かける、となると、どうも億劫になってしまうというのは私もよく分かる。

さて、今持っている優待券は、いつが期限なのか、また、いつからラッシュが始まるのか。

今後が楽しみだ。

1枚で複数人利用できるので、時間が合えば私も一緒に行こうと思うけど。

視力回復メガネ 3世代

うちには、視力回復メガネ?サングラス?なるものが3つ置いてある。

黒いプラスチックの、見かけはサングラスだが、レンズにあたる部分に小さな穴が空いている代物。

うちにやってきた順番に上から並べるとこんな感じ。

まず初代。

たくさん穴が空いていて、嫁がかなり前から持っていたもののはず。

どこでいつ、これを手に入れたのかを私は知らなかったのだが、ちょっと聞いてみたところ、

嫁 「いやぁ〜、覚えてないわぁ」

私 「ま、そやろな、大概のこと覚えてないもんな」

嫁 「あーでも、それかけてたら『たむけん みたいやなぁ』って言われたのは覚えてる」

相変わらず、質問に対しての答えからは、少しだけズレている。

そして、2代目。

これは穴が5個しか空いていない。

これは、ここ1年以内くらいに、一緒に行った本屋で嫁が買ってきたもので、私も覚えていた。

確か、

嫁 「一緒に視力回復しよー!」

と言っていた。

3代目。

これは私が数ヶ月前に100均で買ったものだ。

さて、ここまで来て、すでに2つあるのに、100均とは言え、なぜ3つ目を私が購入したのか。

気になる人はいないと思いつつも書くと…

それは初代に関係あり。

これ、3つの中ではかなりの先輩で、かれこれ10年以上も私らと一緒にいることになる。

その歴史が見かけにも現れていて、折り曲げられる部分が両側とも、折れていたり、部品も無くなっていたりで、私が最近ホッチキスの芯で繋げて、とりあえず使えるようにした。

壊れたものは基本的にどんどん捨てていく嫁にしては珍しく、ずっと使えない状態で放置されていたのだ。

私 「なんでずっと置いてたん?珍しいな」

嫁 「ん? 視力回復したいなぁと思って」

私 「いや、あのままやと置いとっても使えへんかったやん」

嫁 「うん、でも視力回復したいしね!」

禅問答とは言わないが、会話のベクトルが合っていなさそうだったので「なるほどなぁ…」と言って話は切り上げた。

別に何ということはないのだが、たとえ視力回復メガネだったとしても、壊れて使えないもの、使わないものをずっと置いていた、ということが、どうにも珍しく思えて、何かまだしっくり来ていないのだ。

過去の漫画「視力回復メガネ

過去の記事「視力回復メガネの利用方法