
鶏ミンチ

嫁とのやりとりなどを旦那が書いているブログです。


嫁はときどき、軽く何かにハマることがある。
もう10年以上前だろうか、黒酢を定期購入したこともあった。
冷蔵庫に小さな四角いパックの黒酢ジュースのようなものが入っていた。
週に1度だったかいくつかが届いて、それを数日に1回?愛飲していた。
ある日、どんな味がするんだろうと、ひとパック飲んでみたが、ほぉそれなりに旨いし体にもええんやろうなぁと思った。
後日、
嫁「あれ?黒酢減ってる?」
私「あぁ、1本もろたわ、旨いやん」
嫁「もう!飲まんといて!」
私「へ…?あ、ごめんごめん」
と、怒られてしまった。
私も、欲しくてたまらんわけではないから、以後、勝手に飲まんようにしようと気をつけたのである。
定期的に送られてくる黒酢のパックは、増えては減り、無くなった頃に届くという、定期購入の正常な流れができていた。
数週間か数ヶ月か定かではないが、ある日、冷蔵庫を開けると、黒酢が1週間に届く個数よりも多く残っているのを見つけた。
私「黒酢、なんかようけ残ってるで?」
嫁「あ、飲んでもいいよ」
私「え、そうなん?」
嫁「うん。なんか余ってきてるねん」
私「なんか、そうっぽいなぁ」
と、私も飲んでもいいという、嫁のお許しが出た。
私も特別好んで飲むわけではないが、あるので飲んでいたのだが、だんだんと私の飲む回数の方が多くなってきた感じがした。
私「黒酢、俺ももうそんな要らんけどな」
嫁「うん、もうやめよっかな」
私「そうなん?」
嫁「あたしももうあんまり要らんし」
私「なるほど、別にええんちゃう?」
嫁「そうする」
ということで、黒酢の定期購入は終焉を迎えたのである。
嫁は「熱烈にハマる」という感じではなく、なんとなく始める、というふうなことがわりとある気がする。
まぁなんでも試してみるというのは、嫁らしさの1つのように思う。

先日、私、フィッシング・メールにまんまと引っかかってしまった。
Amazonから来たと思い込んだ詐欺メールからのリンク先に、なんと、クレジットカードの番号を入力してしまったのである。
もしここを読んだ方がいたら、私と同じことをしないで済むように、書いておこうかと…。
送り主のアドレス

よく見ると、アドレスの「update」の「e」の下になんか付いているし、「amazon」の「m」の下にも何か付いているのに・・・
メールの内容

よく読むと、日本語がなんだか変なのに気付くんだが、仕事の昼休憩のときに、ばたばたとやったので、どういうわけかスルーしてしまっていた。
で、ニセ手続きを始める前に、嫁にこのメールを転送しようとしたら、すごい文字化けしたんで、こりゃ転送しても分からんわなぁ、と辞めた。
その時点でも、気づいてもよかったもんだが。
絵が多かったんで、そういうもんかなと思ってしまったんだろう。
手続きを済ませて午後からの仕事、そして夜になって帰宅したときにその話をしながら、今思えば当然のことながら、嫁に「それおかしいで」と。
そのとき急に「あ、おかしい…」と私も気づき、今更ながら急いで送り主のメールアドレスをネットで検索すると、フィッシング・メールとして出てきたのだ。
私「クレジットカードの番号まで入れてしもたかも」
嫁「えー!」
私「あのカードや」
嫁「それ光熱費とかいろいろ引き落とすやつやん」
私「あ!Amazonとりあえず、パスワード変えな…」
嫁「カード会社にすぐ連絡した方がいい!」
私「パスワード変えて…っと、はい、電話するわ」
と、夜の遅くにドタバタになってしまったのだ。
しかも、電話受付の人に登録情報の質問されるも答えられず「すんません、家内に替わります」と、嫁にバトンタッチ。
しばらく話してくれ、一応手続は完了。
嫁「最後に使ったんはガソリン?」
私「ええっと、はい、そうです…」
嫁「今は最後がそれみたいやから」
私「午後からは今のところ使われてないと…」
嫁「たいぶん遅れて通知来ることあるからしばらくはチェックしとかんと」
私「はい…」
嫁「最近のやつ凝ってるからなぁ」
私「いや、いま見たらおかしい…」
嫁「そやろ」
私「なんでも焦ってやったらあかんな…みてへんもんや…」
嫁「しかし引っかかるかね」
私「すみません」
それから、3週間くらい経っているが、今のところ、悪用されたという通知は来ていない。
カード会社の人も「もし覚えのない引き落としがあったらまた連絡ください」とのことで、その日から3週間ほど経った今までのところ、それはないようだ。
嫁「なんかそういうメール来たらまず私アタシに連絡して」
私「転送しようと思ったら全部文字化けして辞めたんや」
嫁「それも手なんちがう?」
私「そういうことか…」
嫁は優しく諭してくれたのだが、いやいや、ほんとに気をつけないとあきません。
どうか皆様も騙されませんようにお気をつけ下さい。
とくに、ぱぱっとやろうとするときほど…です。