パワーワード

お笑い芸人の博多大吉華丸の、大吉さんだったと思うが「この年になるとどこかがイタイのが普通」というようなことを言っていた、と嫁から聞いた。

我が夫婦より数年先輩のコメント「あ~分かる~」という感じである。

そして今、嫁も私も、肩がイタイ。

お互いにあまり話はしていなかったが、嫁も私も、そんな肩とは結構な長い付き合いをしてきていたようだ。

肩を動かしている嫁。

私「肩イタイんか?」

嫁「うん、もうだいぶん経つねんけど、全然治らへん」

私「あ~、俺も肩こりなんか痛めたんか、よう分からん感じがずっとやわ」

嫁「ちょっと整骨院行ってくるわ」

私「あらま、結構イタイんやなぁ」

嫁「うん…もう、一気に治しちゃいたい」

ということで、数か月前になるだろうか、嫁は整骨院に行ってきたようだ。

嫁「行ってきたよ」

私「どうやった?」

嫁「めっちゃイタかったわ~、イテテテテッ!って感じ」

私「ははは」

嫁「痛めたことによるものか、五十肩か、様子見ましょうか、って」

私「五十肩!」

嫁「パワーワード頂きました!」

私「パワーワード(笑)」

嫁「まさか自分が五十肩の可能性を言われるとは…って感じ(笑)」

私「ほんまやなぁ」

なんていう会話をした。

ただ、五十肩なら押したらイタイはずのところが痛くないということで、先生も五十肩ではないのかなという話もしていたようだ。

できるだけ動かすようにしましょうとのこと。

嫁本人の記憶では、伸びをしたときにピキッと来たことがきっかけな気がする、と言っている。

そうして嫁はすでに「イテテテテッ!」を2回受けてきている。

私の方はというと、今は、両肩に痛みというか違和感というか、左右で違う感じの症状があって、私も医院で診てもらうのもいいかもなぁと思っている。

まだ行ってないけど。

よく聞く言い方ではあるが、四捨五入したら50才なわけで、五十肩になったとしても何ら不思議はない年なんですわなぁ。

嫁は意識的に肩を回している。

私も体動かすようにしようと、ランニングを開始。

1回目が終わったところで、2回目はいつになるのか!?

いやいや、年齢が加算されていくのは当然のことながら、これから先、どんな単語やフレーズが「パワーワード」として感じられるんでしょうか。

太陽系の惑星、地球。

我々が暮らしているのは、太陽系の惑星、地球と聞いている。

水、金、地、火、木、土、天、海、冥、ってよく聞いたフレーズ。

その程度のことしか知らないけども、ちょっと本でも読んでみようと、宇宙のお話の本を書店で購入。

あと、ネットで調べてみて、面白いとコメントのあるものを注文してみた。

なんでそんなことになっているかというと、嫁が「チ。」という漫画を読んでいて、宇宙って不思議よねぇと話していたことが始まりだ。

嫁の勧めで私もその漫画も読み始めたみたが、内容はなかなか骨太と言いますか、濃い内容で、結構ハマってしまう。

漫画の内容は、ネタバレになってしまってもいけないので置いておくとして、地球とか宇宙とかの話って、どうも実感としては理解しにくいところがあるよねぇと嫁と話していた。

そもそも、地球が丸いのに、下側にいる人はどうして落ちないの?とか。

もちろん教科書的には、引力が働いていて、地球の中心に向かって引っ張られてるから、という話は知っているけれど、納得できてるかというと、どうもしっくりは来ていない。

私はいわゆる理系なので、万有引力とかひと通り話は聞いているんだけど、そういうもんだ、くらいにしか思えない。

まぁ追々、興味があればいろいろ調べてみようと思う。

そういえば、以前に、火星探索の映画「オデッセイ」を見たことがあった。

どうも、地球の次に住む場所として、候補として考えられているという話も聞いた。

他にも、月とかも、不動産的な見方としての動きもあるとか?

月にしろ火星にしろ、人が住むようになるにはちょっと自分の寿命はもたないような感じはするが、人間ってのはすごいことを考えるもんだなと改めて思う。

ところで、地球のお隣である、火星。

火星の重力は、だいたい地球の1/3程度なのだそうな。

嫁「火星って、重力が地球の1/3やねんて!」

私「へぇ~」

嫁「火星ダイエットできるやん!」

私「いや、ダイエットではないやろ、体重が変わるわけではないねんし」

嫁「軽くでるやん」

私「地球へ戻ってきたらリバウンドかい」

嫁「あ、そうなるね…」

女性にとって、ダイエットというのは、宇宙規模で考えるテーマのようである。

また、ちょっと調べてみたら、火星へ行くにはロケットで片道2年ほどということだそうな。

そうなると、行き帰りの食生活によって、火星での体重が1/3になるのかどうかもあやしい。

火星の話だったろうか、嫁が、車で向かっていると仮定すると30年ほどかかるらしい、ということをしゃべっていた。

私らがいま40代後半で、出会ったのが10代後半なので、出会ってすぐに火星に向かって車を走らせていれば、ぼつぼつ到着するという計算なのだそうだ。

その他、地球の公転周期が365日であるのに対して、水星は88日とのことで、地球の1年は、水星の4年ほどに相当するということになる?

嫁「水星って、公転周期88日やねんて!」

私「へぇ~」

嫁「えらい1年早いわ~! そら水星やからね!」

私「…」

嫁「水星ギャグ! 水星で地球人が使うネタ!」

私「水星ギャグ…」

我々夫婦の会話は、漫画の「チ。」の空気感とは相容れない感じではあるが、宇宙っていうのは確かに不思議なもんだなぁと改めて思うわけで。

会社勤めしつつ忙しくしていると、ちょっと視野が狭くなってしまう日常になりがちな気もするので、宇宙のことを、趣味的に勉強してみるのもいいかもしれないなと。

今読んでいる漫画、本
 ・「チ。」/魚豊(小学館)
 ・宇宙はなぜこのような宇宙なのか/青木薫(講談社現代新書)
 ・宇宙はなぜこんなにうまくできているのか/村山斉(集英社インターナショナル)