大仏開眼 2022.05

そういえば最近は、コロナのこともあったし、映画館はご無沙汰しているかなと思うが、コロナ云々は関係なく、昔から、DVDを借りては晩酌しつつ鑑賞することはちょくちょくある。

晩酌しながらということで、いつしかこのイベントは「シネマ居酒屋」と呼ぶようになっている。

嫁「近々、シネマ居酒屋あるらしいで」

私「お、そうなんや」

嫁「うん!」

私「何の映画?」

嫁「大仏の話」

私「ほぉ、大仏」

「大仏開眼」という、2枚組の作品を借りたそうだ。

キャストは、吉岡秀隆、石原さとみ、高橋克典、市川猿之助(当時は市川亀治郎)、國村隼、等々のNHKドラマ。

ちょっと前から書いてきているが、嫁はいま、歴史の勉強をしているようで、奈良時代の大仏の話が目に留まったようだ。

2枚組ということで、2夜連続の上映となった。

結構面白くて、結局は、社会の状況というか、制度など、今とは違うところも少なくないわけだが、人というのは、根本的には変わっていないのかなぁなんて思える場面が多々あった気がした。

どんな作品でも、我々夫婦としては、ある種の人間ドラマがベースにあるものの方が、ストーリーに入っていけるかどうかの基準としてある気がする。

DVDで見てるので、途中で喋りながら見た。

嫁「あ!後の吉備真備や!」

私「誰それ?」

嫁「あ〜この人は叔父さんにあたる人ね、病気でかかってしまうんよねぇ」

私「敵がいなければ戦の必要がないってか…」

嫁「あ!この人!誰やったっけ〜」

私「あ〜ちょっと止めて!これどうする!?この状況で…」

と、ごちゃごちゃそれぞれ関心の湧いたところで、止めたり話ししたり。

ドラマや映画の見方としてはどうなんか分からんが、止めながらというのも結構楽しめるのである。

映画やドラマは、何をテーマに、何を良しとして制作するかで、人物の描かれ方や、事件の善悪も変わってくるとは思うが、歴史ものは、全てが真実とは言えないまでも、本当にあったと考えられる出来事がベースになっているだけに、ちょっとリアリティを感じるところがある。

現段階で、明らかに、歴史については嫁の方が私より博識で、歴史上の人物や出来事の起こった背景などを知っている。

一時期、徳川のことを勉強していたときには、

私「タマコは、何代将軍が好きなん?」

嫁「え〜!1人!?」

私「ははは、それぞれいろいろあるんやな…」

嫁「まぁ、8代将軍、吉宗かな〜!ベタですけど〜」

と、いろいろと判断基準があるようだ。

ある人の描かれ方も、本によっては、良い人っぽく描かれているものもあれば、悪く描かれているものもあるそうで、

嫁「なるほど、ここでは、こういう風に描かれてるんやねぇ」

などと言ったりしている。

いまは、百人一首もチェックしているらしく、その関連で?奈良時代、大仏に繋がったようだが、さて、これからもタマコ博士は、どんなことを吸収していくのでしょうか。