嫁がちょっと歴史にハマっていることは書いたが、どうやら、中学の歴史の参考書を買って、日々タスクをこなし始めようとしているらしい。
嫁いわく「高校の参考書は自分の目的には細かすぎる、中学くらいがちょうどいい」とのこと。
大枠を掴むのには中学参考書がマッチするようだ。
その時々に関心のある時代のところを見ていっているみたいだが、以前は江戸時代だったように思うが、最近では、戦国時代になっているようである。
以前、大河ドラマの「麒麟がくる」を一緒に見ていたが、嫁の方がいろいろと詳しい。
嫁「なるほど今回の大河ドラマではそういうふうに描いてるわけか〜」
というようなことを言っていた。
複数の読み物を読んでいるからか、同じ人物でも、作品ごとに描かれ方が違うということのようである。
先日「歴史探偵」なる番組で「桶狭間の戦い」を特集しているのを見つけ、
私「あんた好きそうなんやってるで」
と声をかけた。
嫁「あ!『桶狭間の戦い』や!」
と、ぐいっという感じである。
私なんかは、フレーズは薄っすら聞いた覚えがあるが、誰と誰が戦ったのかさえ分からないくらい。
番組が終わりかけてるときにテレビをつけたんで「あ〜もう終わるところか〜、残念!」と、あまりに残念そうだったので、調べてみると再放送の予定があるではあ〜りませんか。
私「さっきのやつ、再放送あるで」
嫁「え!ナイス情報!録っとこ!」
ということで後日、録画を一緒に見たのである。
私「ほな見よか」
嫁「うん!」
私「『桶狭間の戦い』て聞いたことはあるけど全然知らんわ」
嫁「(かくかく)で(しかじか)それから(ほにゃらら)で(ちょめちょめ)なんやって」
私「へぇ〜さすがやなぁ」
と、嫁の「桶狭間の戦い」についてのマエセツがあって放映スタート。
私は見ているそばから「この人は誰?」とか「今のどういうこと?」と喋ることがよくある。
すると嫁はササっとビデオを一時停止し少し戻し、
嫁「ちょっと待ってよ〜聞き漏らさずにやるから!」
私「ははは!ごめんごめん」
と、学習意欲満タンの学生のようである。
見終わった後は、
嫁「へぇ〜なるほど〜ふ〜む」
と得るものがあったようで、歴史リテラシーが補強されたのだろうと思う。
ふと、勉強って本来こういうのを言うんやろうなぁと思ったりする。
かつて学校でやっていた歴史の勉強は、記憶力勝負みたいな感じで捉えてしまっていたが、物語として聞くと私も面白いなぁと思う。
学生時代にも、そういう感じで歴史の授業を受けていたら、興味を持って聞けていたやろうになぁと思ったのである。
今の嫁の歴史の勉強は、いわゆる知的好奇心からくる、本来の勉強のような感じがする。
歴史については、またいろいろと教えてもらおう。