先日、兵庫県立美術館てやっていた、古代エジプト展なるものを観に行ってきた。
オランダのライデン国立古代博物館所蔵の品々が展示されたということだ。
嫁は、美術館とか博物館とか、私よりも好きなんじゃないかと思う。
観に行くと、私もなかなか関心を持つんやが、そういう展示会などは、よく見つけて来ては誘ってくれる。
今回は、電車の吊り広告で見かけて、ミイラも展示されてると書かれており、嫁も興味を示すんじゃないかと思って、確か私から誘ったのだったと思う。
なにも嫁がミイラ・フェチというわけではないんやが、だいぶん前にも、嫁から「人体の不思議展に行かへん?」と誘われて行ったことがあったし、数年前か、嫁が、背丈30センチくらいの、ガイコツの模型を買ってきて、眺めていることもあった。
たしかこのガイコツくん、蛍光素材で出来ていて、暗闇でホワッと光を放っていたように思う。
まぁそんな、人体に関心のある嫁なんで、ミイラにも興味を持つだろうと思ったわけだ。
で、実際に行って来たのである。
博物館とか美術館に行ったときは、それぞれ自分のペースで観て回るんで、基本は別行動である。
私自身もミイラがメインという感覚があったが、陶器とか壁画とか、青銅器、飾り物、その他いろんな展示物を観ていると、当時の雰囲気が少し感じられるような気がして、興味深いものだなぁと思いながら歩いた。
で、いよいよミイラのコーナーへ。
ご本体は横になっていて、ガラスケースに入っており、まさに、ミイラの1つのイメージである、包帯ぐるぐる巻きになった状態のものが、3体ほど展示されていた。
私としては、人体の不思議展であったような、人体そのものの形をイメージしていたので、なるほどこういう感じね…と少し思ったのであった。
そして、出口のところで嫁と落ち合う。
私「いろいろ面白いものあったなぁ」
嫁「うん」
私「ミイラづくりの手順がパネルに書いてあって、マンガ的に描かれてたけど、実写版を想像したら、すごいことしてるなぁと思うた…」
嫁「うん」
私「・・・」
嫁「・・・」
私「ミイラはあんな感じやってんな」
嫁「うん…体が見れると思った…」
やはり嫁のテンションが低めなのは、ミイラが包帯でぐるぐる巻きになっていたことが原因のようだった。
ミイラの場合、生身の、というべきなのかどうか分からんが、本体そのものが見たかったということだ。
後日、嫁が、
嫁「あのミイラって、中が空っぽやっても分からへんよね」
と言っていたので、かなり残念だったのだろう。
まぁ、ミイラに限らず、またいろいろ観に行こうや、と。