「ハッ」とか「すとん…」とか

話をしていて、ときどき、ハッとさせられるようなことを嫁が言うことがある。

夫婦間に限らずとも、人から何か言われて、そういうふうに感じた経験がある人、わりとおられるんじゃないかと思うんだけど。

「男は頭で考える、女は子宮で考える」なんていうフレーズもあるし、男は理屈で女は感情で、という一般論的なことが、多少はあるかもしれない。

それに沿うと、女である嫁の意見が、男である私に、気づきというか、新しい?改めての?発想を与える、ということもあるのかもしれない。

とか言いつつ、場合によっては、嫁の方が理路整然としていることもよくあり、話していて「ありゃ、俺の方が理屈通っとらんな…」と思うこともあるので、一般論はやっぱり一般論止まりだと思う。

そう、先日の話。

ちょっと、人生の話というか、どうやって生きていくんだ、どんな人生を歩んでいくんだ、みたいなテーマになったとき、

「ヨシは本来もっと軽やかな人やと思うんやけどなぁ、何が硬くさせてるんやろうなぁ…」

というような趣旨のことを言った。

なんとなく「あぁ今の俺そうなんかな…」と素直に思った。

嫁は、感覚的にパッと言うことが、どう言うんやろ、私の心に「すとん…」と入ってくることがある。

他にも思い当たるセリフがあるんやが、いちばん最近のやつがこれだった。

夫婦生活を、よりお互いにとって良くしようと思ったら、そういうやりとり、お互いの言っていることを聞こうとする姿勢は、ある程度、大切なことなんじゃないかと思った。

お互い、相手の言いなりになるのはあんまり好ましくない気がするけど、

ハッ…

とか

すとん…

という感じで、自分の中に入ってきたことは、ちょっと自分で考えてみる時間をとってもいいところなのかなぁと。

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