一緒にしないで!

昨年末くらいから、嫁が何やら、ネットで商売を始めたようで、パートに出るくらい?それ以上くらい?の利益が出ているようなのだ。

ミルクボーイ じゃないが「金なんかなんぼあってもいいですからね」と思うので、ありがたいことだ。

私も嫁事業の仕事に多少なりとも絡ませてもらっているし、それが主な収入になれば、そりゃあ、願ったり叶ったりなわけだ。

そうなると、どうも気の進まない出勤をしなくていいし、そうなると、いつでも嫁のこめかみにくっつくことができるし、したいときに嫁の二の腕をぷるぷる触ることもできるし、一緒にコーヒーを飲むことも出来る…

ということは、お互い仕事にならんということになるかもしれないが、それはやってみないと分からないので、頑張りたい。

ところで、ある夜、嫁がどうにも眠くなって、夕方くらいに「ちょっと眠いし寝るわぁ…」と、寝室へ行ってしまった。

勤め人としては、勤め先の仕事が終わればいわゆるアフターファイブなわけで、そういう時間は、嫁事業に参加するのに適している。

ということで、作業しつつ、ビール飲みつつ、活動していた。

数時間経ったくらいで、寝室から、ごそごそと物音が聞こえてきて、嫁が目覚めたらしい。

こっちに来るかどうかは不明だが、嫁事業の今日の成果を確認すると、今月最高値が出ていた。

足音と共に、嫁がこっちへやって来た。

じぃ〜っとこちらを見るので、

私 「結構いってるで」

嫁 「あ、ほんま、飲んでんねや」

私 「は?」

嫁 「焼酎 グイグイいってんねや(笑)」

私 「いや、ちゃうがな、嫁事業の成果が結構いってるで、って」

嫁 「え、ほんまぁ。結構飲んでるでってことやと思った」

私 「アンタと一緒にせんとってくれ!」

嫁 「(笑)成果見てみよー♪」

と言い、確認して「おーええやん〜」と言った嫁。

その後、

嫁 「オモロイな〜、てっきりお酒を『結構いってるで』て言うたんやと思ったわ〜」

私が「結構いってるで」と言ったときに嬉しそうだった嫁は、成果を喜んでいたわけではなく、私が機嫌よく飲んでいたような感じを喜んだのではないか、と思ったのである。

と同時に、もしかすると嫁は、酒飲みの「プロ」なのかもしれない…とも思ったのである。

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