嫁とキルケゴール

どうも、嫁が、倫理?哲学?の勉強を始めたらしい。

そういうウワサを、嫁から聞いた。

私自身、深層心理学とかに一時期、関心を持ったので、かなり、河合隼雄さんとか、フロイト、ユング、と言った人たちの本を読んでいたことがあった。

だから?か、倫理とか哲学とか言われても、そんなにびっくりはしない。

私の知っている、いわゆる、哲学者と言われている人たちの名前を言ってみると、「あ!」というふうに、メモを見せてくれた。

そのとき出てきたのは、キルケゴールとか、ジョーペンハウエル、ニーチェ、その他諸々。

ニーチェは、ここ数年前くらいに「超訳ニーチェ」といった本でにわかに知られたけど、いつだったか、たまたま本屋で見かけて買った本で興味を持ったので、結構読んだ。

ただ、なにやら私と比べると賢過ぎて、私にはついて行けなかったが、未だに魅力を感じる人ではあるかなぁ。

とは言え、ま、今は、河合隼雄さんかなぁ。

ところで、倫理とか哲学とか関連の話で嫁がメモっていたノートに、とあるものを見つけ、

私「写メ撮らして」

嫁「いいよー」

ってことで

キルケゴールやったか、ジョーペンハウエルやったか、うる覚えやったんやが、前者やったみたいだな。

嫁と哲学。

これはなかなか興味深い議題やなぁと、何となく思うのであります。

嫁「いつあきるかか分からんけど〜(笑)」

って言ってたっけか♪

嫁の charming さを感じる、そんな夜なのです。

好き嫌い、白黒、私はグレー。

俺は、嫁の何が好きなんか。

聞かれても、はっきりとは言えんねんなぁ…。

ただ、それを言えたとして、じゃあ今後それがもしなくなったら、嫁のことを嫌いになるかというと、それも、そんなもん分からんもんねぇ。

嫁からすると、私のことが好きなんか、好きで堪らんのか…、もしくは、しんぼうして辛抱してそれでも一緒におるんか。

それは俺には分からんにしても、まぁ、逃げ出すに至ってないというのは、これ幸いか。

嫁の性格が好き!
というのもなんか違うし、
スタイルが好き!
というのもなんか違うしなぁ。

感じが好き…
まぁ、そう言うと、それがいちばん感覚に近いかもしれんなぁとか。

性格もスタイルも、いろいろごちゃ混ぜにして「雰囲気」という用語にまとめてしまうと、とても便利だな。

皆さん、嫁さんのことをどういうふうに見ておられるんでしょうか。

ちょっと我が嫁に対して、褒めモードのときに書いてるから、よく言い過ぎの感じなのかもしれん。

当たり前の話、腹立つときは、腹立つんよなぁ。

まぁ、ただ、嫁と私の2人がおる、と。

そういうことなんやろうなぁと。

ビデオの予約、井上尚弥、西表島、そして、嫁。

テレビ番組の録画、予約の仕方、私はよく分かっていない。

とくに苦手意識はないんやが、嫁に頼むとパパッとやってくれるので、自分でやる必要がない。

先日は、ボクシングの井上尚弥選手の試合の録画予約しといて欲しいんやけど、と頼んだ。

生放送は11月1日(日)の午前中のはずやが、それはWOWOWなんでウチでは観れず録れず、晩のフジテレビの予約だ。

当日は、自分が録画で試合観戦する前に、結果を知ってしまうかもしれないが、井上尚弥選手の場合とくに、試合内容の方に関心があるので、勝敗は2の次かなぁと、何とも気楽な観客ですんません…。

で、嫁に予約をしてもらった。

嫁が操作するリモコンの先のテレビ画面には番組表が映っている。

私「日曜の20時からフジテレビらしいねん」

嫁「分かった」

 ピッピッピッ

私「あ…」

嫁「ん?」

私「さっき『にしおもてじま』の太古の自然、みたいな番組あった!」

嫁「なにそれ」

私「そういうタイトル付けられるとオレ見たなるわ〜」

嫁「それ『いりおもてじま』じゃない?」

私「いや『にし』って書いてたで?」

嫁「それ『いりおもてじま』って読むんと違う?」

私「そうなん?」

と、スマホで「いりおもてじま」と打つと「西表島」と出たのである。

発音としては知っていたのだが、文字でそう書くんやということは、忘れていたのか知らなかったのか…。

嫁が私に、間違いを諭すときのいい出方がここで出たと思うのだ。

間違ってる!違う!

と言うのではなくて「こうなんちゃう?」という感じ。

往々にして私を含め人ってのは、自分の知っていることは当たり前と思っていて
それを知らん人に対しては、どうも上から目線になりがちじゃなかろうか。

ところが、私の知らんこと、間違ってること、忘れていることに対して、明らかに嫁が合っていることでも

「◯◯とちがう?」

と、疑問符でくるところが粋じゃないかと。

大袈裟に?言うと、概して嫁は、私を含め、人を馬鹿にしない。

と、そういう感じがして、嫁の好きなところのひとつかなぁと、ふと思うのである。

「わらし」の図

うちに棲んでいるとしている「わらし」を絵図で表現すると、ざっくりこんな感じか。

明るいところが眩しいのか、だいたい、しかめっ面というか、顔をしわくちゃにしている。

でも、機嫌が悪いわけではなく、いつもそういう顔でこっちを見る感じなので、基本がそういう表情のようである。

質問をしても、答えが返って来ることは、まぁない。

しかし、こちらが怒られているのかというと、そうでもなさそう。

ただ、いつも、こんな表情で、然として? そこにいる、という感じか。

どういうわけか、何か自分らにとって良いことがあったときには、この「わらし」に「ありがとう!」と言いたいなと。

きっと、特別返事があるわけでもなく、しかめっ面?で、こっちを見ているだけと思うけど。