食感が好き

数ヶ月前に圧力鍋を買って、肉が柔らかく調理できて気に入っている。

第一ブームは落ち着いた感じがあるが、これとコンロと電子レンジを駆使すると、同時に3品ができると考えると、飲みながらの準備も楽しみが膨らむ。

圧力鍋には、レシピ本が付いていて、肉、魚介、野菜、ご飯もの、デザートなんかの分類があるが、そこに、豆類というのもある。

豆料理というのに、あまり興味をそそられないのでやったことがない。

私「レシピ本に豆の分類があるけど、あんまりやろうと思わんわ」

嫁「あ〜」

私「豆をいうたら枝豆くらいか。あと空豆の塩焼きみたいなんは飲むのにいいかなぁ」

嫁「枝豆ね」

私「あんた結構枝豆好きやもんな」

嫁「ただ、枝豆は食感が好き。味よりも」

私「へぇ、そうやったんや、味やと思ってたわ」

嫁「あと、もやしの豆も」

私「あぁ、そういや似てるな」

嫁「食感が好き」

私「食感」

嫁「たまに、口は動かさへんけど、頭で噛んでる」

私「そんな好きなんや」

嫁「食感が好き」

私「なんや気持ち悪いなぁ」

嫁「何が気持ち悪いのよ、気持ちいいやんか」

私「まぁ自由やけど」

嫁「エア枝豆」

私「好きなものがあるのはいいよな」

結婚して20年以上、嫁が「エア枝豆」をしていることは初めて知った。

まだまだ私の知らないことがあるんだろうなぁ。

巡礼 2021.05

巡礼と称して、散歩に出かけることがある。

とくに目的はなく、ただ歩こか、というだけだ。

かれこれ、10年くらい前からだろうか、ときどきやっている。

一時期は、しょっちゅうしていた気がするが、ここしばらくはご無沙汰だった。

で、先日のとある晩、ふと私の方から「巡礼行かん?」と言った。

とっさには若干面倒くさそうな感じの素振りだったが、ちょっと考えてから「あ、行こ行こ!焼肉屋さんで野菜食べとかな!みたいな感じやな!」と、きっと私にしか分からないようなことをのたまったので、出かけることにした。

別に、このご時世だからというわけでもないが、日頃も運動不足なところもあるし、歩くのは悪いことではないわね。

ほな行こかと、まだちょっと晩は肌寒さを感じるので上着を着て。

玄関を出て、ほな駅の方へ向けて行こか、と歩き始める。

しばらく無言で。

そしてふと横を見ると、当然のことながら嫁が歩いている。

ふ〜む、いい感じよなぁ、と想う。

有名なフレーズを借りると「幸せだなぁ」というのに近いか。

そして、そういえばこの感じ、車の時もそうやなぁと想う。

横を見ると、助手席に座ってちょっと眩しそうに前を向いている嫁を見るときと同じ感じだ。

嫁は、どんな気持ちでいま歩いているのか、はたまた、どんな気持ちで車の助手席にいつも座っているのか。

何度か聞いたことがあったと思うが、こんな返事はもらったことがある。

「あ!家計のこと考えてた」

「え?百人一首のこと考えてた」

「ん?何も考えてない。無(む)」

ちなみに、

家計のことは完全に嫁に任せていて、たぶん離婚されたら、あらゆる支払いが出来ないと思う。

また、嫁は漫画が好きで、ホンマにいろんなジャンルを読んでいるようだが「ちはやふる」もなかなか面白いらしく、その流れで百人一首のことを考えていたのだろうと思う、

最後が「無(む)」。

何かとオモロイなぁ、すごいなぁ、と思うところのある嫁だが、いよいよ悟りを開きつつあるのかもしれない。

ま、なんやかんや書いてますが、巡礼というか、たまには、夫婦で、あるいは、子供らとか親とか含めても家族で、用事もなくとも少し一緒に歩く、というのは、わたし的には、ありよりのあり、ではないかと思うのです。

コーヒー 2021.04

我々夫婦、昔からよく喫茶店に行っていた。

さすがに今はこのご時世ということもあって、若干は控え気味の感じはあるが、まぁ高校時代からよく出かけてはコーヒー飲みつつ長居したものだ。

最近は、目的地があってもなくても、とりあえず出よか、と、コンビニでコーヒーを調達して、車で移動しながら喋りながら、どっかに向かうということをしていて、これが結構楽しい。

言ってみれば、ドライブデートということになろうか。

で、先日もそれをしていて話をしていた。

私「車でコーヒー飲みつつって、俺好きやわ」

嫁「うん、楽しいなぁ」

私「昔から変わってないんやろうなぁ、よう喫茶店とかで長居してたもんなぁ」

嫁「うん、なに喋ってたんやろ?」

私「…」

嫁「…」

私「覚えてないなぁ」

嫁「うん、覚えてない」

私「いまの晩酌のときとおんなじで、しょうもない事、延々と喋ってたんやろなぁ」

嫁「うん、覚えてない」

という感じだ。

私らがかつてよく通っていたところを、あえて書いてみると、

リバージュ・・・ファミレスでいう4〜6人掛けの向かい合わせの席が並んだ、贅沢な喫茶店だった、あんなに空間の多い喫茶店は、これまでもこれからもあまりないのでは??

CASA・・・ファミレスのひとつと言えるか、当時の我々にはちょっとだけ上等なかんじやったか

tomato&onion・・・今もあるところにはある、当時の我々としては目新しい通い場所であった

そんな高校時代を過ごした我々は、いまだに、似たような感覚で過ごしている40代で、しかもその後半というところにある。

なにを話していたか、なにが楽しくてそういう場所に通っていたのか、覚えてないが、今も、そんなに変わらんことをしてる自分らがおるように思える。

買い食いドライブ

3回目の緊急事態宣言の初日。

よく行くショッピングモールは、食料品、日用品のお店以外はしまっているようだ。

昨日は出向いたが、今日は行かず。

1回目の宣言の時に出かけたが、やっぱりなんか、普通じゃない事態なんやなぁという雰囲気があった。

コロナ慣れということも言われるが、勤務先のテレワーク推奨も、去年の春先の時ほどマストじゃない感じもあるし、自分ら自身も、緊急事態感は少し薄れているところがあるかもしれない。

ただ、だからこそ、小まめに手洗い、公共での、例えば手すりとか、あんまり触らんようにとか意識しような、ということは話している。

で、今日は、ちょっと外出ようかということで、資源ゴミの回収ボックスが設置されているホームセンターへ、段ボールを捨てに行く名目でドライブ。

行きにコンビニでアイスとコーヒーを買って、飲み食いしながら小一時間程かけて到着。

用件を済ませ、ささっと日用品を買い、帰りに再度コンビニに立ち寄り、コーヒーとおやつ。

旅行はなかなか行きづらいが、車で出かけて途中で買い食いしながらのドライブは、嫁も私もお互い好きなようである。

今は旅行というとやっぱり行きづらいが、買い食いドライブでも充分楽しめる。

コンビニとホームセンターでの買い物、行き帰りのガソリン代などで、しめて3千円以内ってとこか。

コスパもよろしやんか。

なんでもない、日常のひとコマなだけなんだが「なんや幸せなことやなぁ」とか何とか言いながら帰路に着いたのである。

在宅勤務 2020

3回目の緊急事態宣言が始まる。

もう1年以上になるんやなぁと改めて。

在宅勤務、テレワークという言葉も馴染んできて、私の勤め先でも、している人が少なからずいる。

1回目の緊急事態宣言のときは、通勤時間が長い人を優先的に、そして私が該当するということで、2か月ほどの期間、ほとんど在宅勤務、週一回出社する、というくらいで対応させてもらっていた。

2回目のときは、週に2日の在宅という感じだったか。

で、3回目の今回は、週1~2日ほどの予定になっている。

ネットのニュースやコラムなどで、家族で過ごす時間が増えて、関係が良くなった人もいれば、ケンカが増えたなんていう人たちもいるようで、ほんと、いろいろだなぁと思う。

我々は、とくに変わらない感じだが、昼ご飯を一緒に食べるというのが、ちょっと新鮮だった感じはする。

弁当を買いに行くか、米を炊いておいて、卵かけやら、ツナマヨごはんやら、思い思いの混ぜご飯を作るというのが、スタンダードだったか。

嫁は、納豆やらキムチを投入することも。

私は、卵、ツナ、塩昆布などと、そうめんつゆなどを愛用。

朝は抜くことが多く、夜は晩酌なので、ほとんど米を炊くことはなかったんだが、在宅勤務のときは、これまでの結婚生活の中でも、よく米を食した期間。

夫婦の関係として、在宅勤務によって変わったという感じはないのだが、こういう形態での勤務というのは、確かに新しい働き方とは言えるかもしれない。

一緒に昼飯を家で食べる、というのは確かに新鮮な感じはしたものの、やっぱり、休日の昼飯とは違って、飯食ってすぐに仕事にとりかかるんで、むしろ、休憩時間というのがないみたいな感じになり、どうも落ち着かないというところがある。

ただ、現場作業の人はそういう勤務形態をとれないわけで、私に、どうも落ち着かない感じがずっとあるのは、そういうところから来ているのか・・・

私の場合、通勤時間は往復3時間半くらいなんで、やっぱり楽というか助かるところはあるんだが、自宅にいながら自由ではないし、自室にこもっていて嫁との会話が増えるわけでもなく、勤め人のサガだよなぁと思うのであります。

宝くじで、2020年の年末ジャンボでは1万円当たったけれど、それでは家計は成り立ちませんのでね…