逆の立場で考える 〜家庭版めぐりズム〜

嫁はよく、濡れタオルを電子レンジでちょっとだけ温めて、それを目に押し当てて目の疲れを癒すということをやっている。

いわゆるホットアイマスクで人気のある「めぐりズム」の家庭版という感じ。

私もたまに誘われてやることがあんやが、だいたいレンジで10秒くらいも温めると、手で持っても熱いくらいになるんで、タオルをバサバサと広げてから再度折りたたみ、それから目に当ててちょうどいいくらいの温度になる。

先日、私が今の床に座って、ソファにもたれかかって、天井に顔を向けて目をつむっていたとき、嫁が「やったげよか?」というので頼むことにした。

電子レンジの稼働する音が聞こえ、止める音、扉が開く音が聞こえた。

嫁 「ほんじゃ行くでー」

私 「おー頼むわ」

嫁 「あ…っつ…!」

私 「!!」

思わず私は起き上がり、

私 「ちょっ…ちょっと待って」

嫁 「どしたん?」

私 「『あ…っつ…!』ていうのやめてくれん?」

嫁 「あははは」

私 「取り出し直後が熱いんは知ってるし、目つむってたらめっちゃ怖いねん!」

嫁 「危なかったなー!(笑)」

私 「なんぼ愛情でもその熱いのは要らんわ…」

嫁 「ダチョウ倶楽部ちゃうねんしな!(笑)」

と笑うので「ちょっとやったるわ」ということで、配役を交代してみてやってみたところ、

嫁 「あははは!コワイコワイ‼︎」

との反応。

スリムクラブのネタじゃないが「逆の立場で考えて」というのは、大切なことなのである。

我が家の料理本

うちの食器棚近くにある、電子レンジをのっけている棚に並んでいた料理本がふと目に入ったので眺めていた。

・おつまみ一行レシピ

・とっておき!おつまみレシピ帳

・おつまみ横丁

・もう一軒 おつまみ横丁

・ほぼ100円飯

・花のズボラ飯 うんま〜いレシピ

・居酒屋あさこ

・レンジでもっと 絶品レシピ

・帰ってから作れるおかず200

・10分でごはん!これは早っ!かなりウマッ!

これらから推測されることは、基本的に、

・呑むことが前提

・簡単に作れる

・早く作れる

・安く作れる

・それでいてウマッ

というのを望んでいるということが分かる。

呑む、というのは、場合によっちゃあ良し悪しが分かれる可能性があるが、簡単に、早く、安く、そしてウマく、というのは誰しもウェルカムだろうと思う。

ということで、我が家に置いてある料理本が、偏っているわけではない、という結論に至ったのであります。

2世

ネットニュースだったか何だったか忘れたけど、元プロ野球選手で元監督の、古田敦也さんが、テレビか何かでの話が出ていた。

長嶋一茂は、自分よりも身体的にもすごい才能を持っているんだが、球に当たらない、というような(笑)

カーブなんかで球が曲がったら、自分なんかはそれに食らいついていく、そんな人生を歩んできた、と。

それに対して、一茂は、テレビなんかで見ても、いつも楽しそうで好きなことを言って上手くやっていて、すごいなぁと。

両方とも才能があって、もちろん努力もあって今に至るのは確かだと思うけど、何にそれが活きてくるかも、またその人それぞれなんだろうな。

とこらで、長嶋一茂さんは、皆さんご存知の通り、ミスター・ジャイアンツの長嶋茂雄さんの息子さん。

実際にプロ野球選手になったというだけで、一茂さんも野球の才能があったと言えると思うんだが、その分野での父の存在がめちゃくちゃデカかったのは、良し悪しなのかなぁと思ったり。

…前置きが長いが、そんな話を嫁としていて、

私 「2世って難しいよなぁ」

嫁 「親が偉大やと2世はおんなじ仕事は難しいんちゃうかなぁ」

私 「親の背中見て憧れても親の存在がデカいと比べられるやろうしなぁ」

嫁 「ダウンタウンの浜ちゃんの息子さんも音楽の方で良かったんちゃう?」

私 「松ちゃん娘さんはどうしはんねやろな、お笑いはないか」

嫁 「あたし勝手にカメラマンとかちゃうかなと思うてんねん(笑)」

私 「ははは、なるほど。ちょっとあるかも…女流のカメラマン」

嫁 「親子で芸術肌というかさ」

私 「それこそ、晩年の松本人志をカメラで捉える!見たいなん。親父の写真集とかいうて?ありそうではあるな(笑)」

嫁 「長年のファンとしてなーんかそんな感じすんねん」

さて、人様のことを一般人2人で好きなように喋ってるが、果たして現実となるのでしょうか?

例えば、嫁の記憶の中の私の誕生日の呼び出し方法の不可解さ?

先日、嫁事業のことを書いたが、この数ヶ月のうちに、普通にアルバイトやパートに出るくらいの利益は生み出ている。

時間の許す限り、私も積極的に一緒に活動しているのやが、朝早く出て行き夜遅く帰ってくるサラリーマンとしては、勤め先が休みのときにがっつりやる、という形になっている。

なのでどうしても、この仕事に関しては嫁主導になってしまい、やることも嫁がかなりの部分を担っていて、嫁がおらんと回らないのが実情だ。

それでも私としては、勤め先からの給料が入るよりも、例えば、ここでいう嫁事業のような、自分らの仕事としてやっていることで収入が得られるというのは、嬉しさがあるものだ。

そんな嫁事業、それなりに成果が上がってくると、今日は?今月は?と気になり出すもので、成果が良ければ喜ぶし、芳しくなければ少し凹むし、まだまだヒヨッ子ハートの私は、一喜一憂してしまうところもある。

先日、その成果として30という数字が出た。

それはなかなかの数字で、2人して「お祝いや」と晩酌を始めた。

私 「嫁事業、今日は30で打ち止めって感じやな」

嫁 「良い方やんね!」

私 「なんか俺、受かった資格試験の受験番号にしろ、30っていう数字は縁があるような気がするわ」

嫁 「ほんまや!誕生日!」

私 「え、いや、俺の誕生日は31や」

嫁 「あ、ほんまや〜あははは!」

私の誕生日には、確か毎年お祝いカードをくれたり、プレゼントをくれていたはずなんやが、ここへ来て、誕生日の日付を正確には知らないという事実を突きつけられたのである。

覚えておいて欲しいという強い願望があるわけではないし、たとえ忘れていたとしもショックを受けることもないんやが、確か知っているはず、覚えているはずの数字を、ここまで見事に間違えるという、その、嫁の、何らかの力量に驚くのである。

あと、30年か40年かくらいして、お互いに少々ボケてきたとかなったとき、私は嫁がボケたのかどうかが、分かるのだろうか…てな。

あ〜なんか聞いたことあるような気がする〜

どういう流れでそんな話になったのか、何しろ酔っ払って喋っていたこともあるんで、はっきり覚えていないが、

嫁 「ヨシって、その話知らんのに『あーなんか聞いたことあるかも〜』ていう時ある」

私 「あー確かに言うなぁ」

嫁 「そんときいつも、あ〜知らんねやろうなって思ってるけど」

私 「あらま、バレてるわけや…」

嫁 「でも、あたし的には知らんのやったら知らんと言うて欲しい」

確かに私はそのフレーズをよく使うと、身に覚えがある。

嫁にも使っているという認識はあんまりなかったが、外ではよく使っているはずだ。

嫁 「あたしは知らんかったら知らんっていうから」

私 「アンタはそうやな」

嫁 「なんでなんやろ?」

私 「会社とか外ではかなりよく使ってると思うわ。便利やねん。話の腰を折らんし、そのまま流れていくやろ」

嫁 「そんなんアタシに使わんでええやん」

私 「うん、確かにな…」

ほんまやな…と思った。

嫁 「アタシは、知ってるか知らんかを聞きたいから、知らんねやったら知らんというて欲しいねん」

私 「まぁそうやわな」

嫁 「別にやめて欲しいってほどじゃないけど、それ言うてたら『あ〜知らんねんなぁ』て思ってる」

私 「うん」

嫁 「別に同調してくれんでいいねん」

私 「はい…」

改めて、嫁の方が筋が通ってて、嫁の意見に沿った方が、夫婦関係がより良いようになりそうなので、意識してみようと思う。

口癖みたいなもんって、ついつい出てまうかもしれんが、私が「あ〜なんか知ってるような…」と言い出したら、ビンタでもして教えてもらおうか。

いや、嫁の辞書にそういう行動はなさそうなので、とりあえず、私が気をつけてみようと思う。

結構いいこと気づかせてもらったんじゃないかと思いまして…。