ときどき嫁が、夜に見た夢の話を話してくれることがあって、へぇ〜とか言いながら聞くことがある。
楽しい夢、怖い夢、不思議な夢、当然ながらいろいろある。
私は、深層心理学者の河合隼雄さんが好きで著作を結構読むんだが、夢の話というのはよく出てきて、以前から自分の夢をメモったりしている。
別にそれを何かに使おうとしているわけではないけど、なんとなく続けていることだ。
せっかく嫁からも話を聞くので、聞いたときには嫁の夢もメモっている。
先日聞いたのはこんな内容。
「ある地方で家を探していた。橋があって、車道と歩道があるんだが、途中で歩道がなくなっている。係の人が車を停めている間に、全速力で走らないといけない。これは嫌やなぁと。このこと説明してくれたからいいけど、言わずに売ろうとする不動産屋さんもいるんとちがうかなぁ」
結局、購入には至らなかったようである。
それにしても、全速力で走らないといけない橋がある、というのは不便だ。
年配の方なんかには相当厳しい。
我々2人も、今なら何とか対応できるかもしれないが、後々大変になってくるはずなので、そこに決めなかったのは、いちおう正解だったと言えるかなと思う。
我々、結婚する前もそれぞれいくつか引っ越ししていたし、同棲する際に借家探しを楽しんだり、結婚時に中古の分譲マンションに、そして1回引っ越して今の家に住んでいる。
不動産というのはなんだか魅力のある代物で、購入するわけではなくても、嫁も私も、見ていて楽しいことのようだ。




