夢で地方の不動産見学

ときどき嫁が、夜に見た夢の話を話してくれることがあって、へぇ〜とか言いながら聞くことがある。

楽しい夢、怖い夢、不思議な夢、当然ながらいろいろある。

私は、深層心理学者の河合隼雄さんが好きで著作を結構読むんだが、夢の話というのはよく出てきて、以前から自分の夢をメモったりしている。

別にそれを何かに使おうとしているわけではないけど、なんとなく続けていることだ。

せっかく嫁からも話を聞くので、聞いたときには嫁の夢もメモっている。

先日聞いたのはこんな内容。

「ある地方で家を探していた。橋があって、車道と歩道があるんだが、途中で歩道がなくなっている。係の人が車を停めている間に、全速力で走らないといけない。これは嫌やなぁと。このこと説明してくれたからいいけど、言わずに売ろうとする不動産屋さんもいるんとちがうかなぁ」

結局、購入には至らなかったようである。

それにしても、全速力で走らないといけない橋がある、というのは不便だ。

年配の方なんかには相当厳しい。

我々2人も、今なら何とか対応できるかもしれないが、後々大変になってくるはずなので、そこに決めなかったのは、いちおう正解だったと言えるかなと思う。

我々、結婚する前もそれぞれいくつか引っ越ししていたし、同棲する際に借家探しを楽しんだり、結婚時に中古の分譲マンションに、そして1回引っ越して今の家に住んでいる。

不動産というのはなんだか魅力のある代物で、購入するわけではなくても、嫁も私も、見ていて楽しいことのようだ。

ワインの適切な量とは

先日ニトリへ日用品の買い物に出かけた。

到着して店内へ入ると、いつものように嫁の「自由時間とする!」との宣言が発令され、いったん解散となり、それぞれ思い思いの売り場へと向かった。

私は、机やタンスあたりを見てまわって、調理器具や食器のところへ。

ふと、ワイングラスが並んでいるところへ差しかかった時に「あぁ、やっぱりワインをグラスへ入れる量はこのくらいが通常なんよなぁ」と思って、ディスプレイされている写真を眺めた。

おおよそ、グラスの4分の1くらいに、赤や白のワインが注がれている写真である。

たまたま嫁を見かけたので「ちょっと来て」と声をかけ、そのワインが入ったグラスの写真を指さした。

私「ほら、やっぱりワインてグラスにこのくらい入れるのが普通なんやで」

嫁「うわ!少な!」

私「いや、あんたの量がいつも多いねんて」

嫁「あ〜かわいそうやなぁ、そんだけしか飲めへんねんなぁ」

なるほど、この写真の家庭では、飲む量が限られていて、それだけしか飲むことができない、という解釈のようである。

まぁそもそも、一般的な?標準的な?決まり的なこと?とは別の次元で生きているところのある嫁には、こういった講釈は通じるものではない、と、改めて思ったわけである。

グラスに注ぐワインの一般的な量
(サントリーのページから)

嫁が注ぐ量

嫁とキルケゴール

どうも、嫁が、倫理?哲学?の勉強を始めたらしい。

そういうウワサを、嫁から聞いた。

私自身、深層心理学とかに一時期、関心を持ったので、かなり、河合隼雄さんとか、フロイト、ユング、と言った人たちの本を読んでいたことがあった。

だから?か、倫理とか哲学とか言われても、そんなにびっくりはしない。

私の知っている、いわゆる、哲学者と言われている人たちの名前を言ってみると、「あ!」というふうに、メモを見せてくれた。

そのとき出てきたのは、キルケゴールとか、ジョーペンハウエル、ニーチェ、その他諸々。

ニーチェは、ここ数年前くらいに「超訳ニーチェ」といった本でにわかに知られたけど、いつだったか、たまたま本屋で見かけて買った本で興味を持ったので、結構読んだ。

ただ、なにやら私と比べると賢過ぎて、私にはついて行けなかったが、未だに魅力を感じる人ではあるかなぁ。

とは言え、ま、今は、河合隼雄さんかなぁ。

ところで、倫理とか哲学とか関連の話で嫁がメモっていたノートに、とあるものを見つけ、

私「写メ撮らして」

嫁「いいよー」

ってことで

キルケゴールやったか、ジョーペンハウエルやったか、うる覚えやったんやが、前者やったみたいだな。

嫁と哲学。

これはなかなか興味深い議題やなぁと、何となく思うのであります。

嫁「いつあきるかか分からんけど〜(笑)」

って言ってたっけか♪

嫁の charming さを感じる、そんな夜なのです。

好き嫌い、白黒、私はグレー。

俺は、嫁の何が好きなんか。

聞かれても、はっきりとは言えんねんなぁ…。

ただ、それを言えたとして、じゃあ今後それがもしなくなったら、嫁のことを嫌いになるかというと、それも、そんなもん分からんもんねぇ。

嫁からすると、私のことが好きなんか、好きで堪らんのか…、もしくは、しんぼうして辛抱してそれでも一緒におるんか。

それは俺には分からんにしても、まぁ、逃げ出すに至ってないというのは、これ幸いか。

嫁の性格が好き!
というのもなんか違うし、
スタイルが好き!
というのもなんか違うしなぁ。

感じが好き…
まぁ、そう言うと、それがいちばん感覚に近いかもしれんなぁとか。

性格もスタイルも、いろいろごちゃ混ぜにして「雰囲気」という用語にまとめてしまうと、とても便利だな。

皆さん、嫁さんのことをどういうふうに見ておられるんでしょうか。

ちょっと我が嫁に対して、褒めモードのときに書いてるから、よく言い過ぎの感じなのかもしれん。

当たり前の話、腹立つときは、腹立つんよなぁ。

まぁ、ただ、嫁と私の2人がおる、と。

そういうことなんやろうなぁと。