ちょっと前のこと、家の階段の手すりというか、要するに角のところでこめかみを打った…。
屈んで何かしてて、振り向きざまに、ゴツン。
こめかみから出血し、まるでボクシングの「偶然のバッティング」だったように、つつーッと血が流れたのである。
打ったとき、「痛ッ!!」と言ったのと同時に、一瞬なにか、きな臭い感覚があって「あ、打った」と思ったて、とっさにあてた手を見ると流血…。
少し離れたところから、
嫁「え!何?大丈夫!?」
との声。
赤いのん苦手なので、すぐティッシュをとりに行って、痛いところにあてて、何度か代えてしばらく様子見。
そのひとときの間に考えたこと、思っていたこと、
・けっこう赤いのん流れてるよな
・嫁が見たたらびっくりする?
・ズキズキする
・もしかして縫うとかあるくらい?
・今から車運転して大丈夫?
とかいろいろ…
そう、何を隠そう、その朝は、今から車で美術館に行き、本物の、ゴッホ、フェルメール、セザンヌ、モネ…といった人たちが描いた絵画を見に行く予定だった。
赤いティッシュは心配の元になるので、隠したい気持ちと、突如訪れた災いに、大丈夫よね?と自問自答しつつ、
私「階段の角で打ったわ…」
嫁「えー!!もうー…!!」
と、諸々あったものの、そない大したことがないことを自覚し出発。
ドトールでパンとコーヒーとを買って、なんやかんやと喋りながら、美術館へ向かったのである。
過去の私も嫁も、ちょっぴりびっくりしたかもしれんけど、デート?はやっぱり楽しい。
心配かけてごめんなさい。
このウチには、おっさんとおばはんしか住んでないはずやのに、美術館からの帰りに、コーナンに寄って、コーナーに取り付けるクッションを買っ帰り、すでに装着しました。
今回のは、心配かけてごめんね、と思うが、嫁は以前、階段から滑り落ちて、太ももの裏からお尻にかけて、まさに絵画のような創作をしたこともあったのだ。
2人とも、無事で何よりやな。