「ハッ」とか「すとん…」とか

話をしていて、ときどき、ハッとさせられるようなことを嫁が言うことがある。

夫婦間に限らずとも、人から何か言われて、そういうふうに感じた経験がある人、わりとおられるんじゃないかと思うんだけど。

「男は頭で考える、女は子宮で考える」なんていうフレーズもあるし、男は理屈で女は感情で、という一般論的なことが、多少はあるかもしれない。

それに沿うと、女である嫁の意見が、男である私に、気づきというか、新しい?改めての?発想を与える、ということもあるのかもしれない。

とか言いつつ、場合によっては、嫁の方が理路整然としていることもよくあり、話していて「ありゃ、俺の方が理屈通っとらんな…」と思うこともあるので、一般論はやっぱり一般論止まりだと思う。

そう、先日の話。

ちょっと、人生の話というか、どうやって生きていくんだ、どんな人生を歩んでいくんだ、みたいなテーマになったとき、

「ヨシは本来もっと軽やかな人やと思うんやけどなぁ、何が硬くさせてるんやろうなぁ…」

というような趣旨のことを言った。

なんとなく「あぁ今の俺そうなんかな…」と素直に思った。

嫁は、感覚的にパッと言うことが、どう言うんやろ、私の心に「すとん…」と入ってくることがある。

他にも思い当たるセリフがあるんやが、いちばん最近のやつがこれだった。

夫婦生活を、よりお互いにとって良くしようと思ったら、そういうやりとり、お互いの言っていることを聞こうとする姿勢は、ある程度、大切なことなんじゃないかと思った。

お互い、相手の言いなりになるのはあんまり好ましくない気がするけど、

ハッ…

とか

すとん…

という感じで、自分の中に入ってきたことは、ちょっと自分で考えてみる時間をとってもいいところなのかなぁと。

「ヨシオ」と「タマコ」

夫婦でお互いを呼ぶときの呼称というのがあると思う。

我々もそうだけど、皆さん、いつも意識しているわけではないと思うし、そういや、何て呼んでるっけ?と思い出さないといけないくらい、無意識かもしれない。

私らの場合は、だいたい名前かと思う。

仮名にしておこうと思うので、私を「ヨシオ」、嫁を「タマコ」とすると、私は嫁のことを「タマコ」と呼び、嫁は私のことを「ヨシ」と呼ぶ感じだ。

なんでこんな事を書くかというと、以前、我々の会話を書いていたときに、嫁が私に喋りかけるとき「あなた」と書いていたのだが、どうにも違和感があって、嫁っぽくない感じがするからだ。

完全に個人的な違和感なので、もしこのブログを読んでいる人が聞いても、どっちでもいいのかもしれないが、私としては、ニュアンスが全く違ってくるもんで…。

そういうことで、以後、私が嫁のことを話すときは「タマコ」、嫁が私のことを話すときは「ヨシ」と書くことにしたいと思ったのです。

はぁ、そうでっか〜

ブログ続けて8ヶ月ほど

このブログを書き始めて気がつけば8ヶ月ほど経っている。

嫁には、ここのアドレスを言ったかどうかはっきり覚えてないが、たぶん見てないんだろうと思う。

私の方から「読んでみて」「見てみて」みたいに、下書きとか、たまぁに、ある記事を見せることもあるが、そのときに「あははは」とか「そんなこと言ったっけ?」などと言うのを見ても、読者ではなさそうに思う。

まぁ、私が好きにやってることなんで、見てようとなかろうと、とくに私的に変わらないんやけど。

そもそも、なんで続けてるの?と聞かれると「よう分からん」というところでもある。

どうも面白いもので、このブログ、義務でもないし、書きたくてたまらん!というわけでもなく、かと言って、暇つぶしというほどどうでもいいわけじゃないような、そんな、なにやら不思議な感じで続けている。

初めの頃は、とりあえず3ヶ月くらいは毎日書いてみようと思い、しばらくしたら気が向いたときに、ということで今に至る。

なんやろね。

いやぁなんやろね。

あの子はいまも絵を描いているんだろうか

嫁 「高校のときさぁ」

私 「うん」

嫁 「クラスでちょっと変わり者というか、ちょっとういてる感じの女の子がいてんけど」

私 「ほぉ」

嫁 「その子、めちゃくちゃ絵がうまくて」

私 「へぇー」

嫁 「文化祭でクラスででっかい垂れ幕作ることがあって」

私 「そんなんあったか」

嫁 「その女の子がデザインして、なんか浮世絵みたいなすごいやつ」

私 「大きい絵を描くのってなかなか難しいもんなぁ」

嫁 「その子が下書きして、みんなで色塗って」

私 「文化祭って感じやな」

嫁 「皆んなから『うわ〜すげぇ〜』とか声が上がってその子がちょっとはにかんだりしてて」

私 「いいクラスやなぁ、日頃ういてても適材適所というか」

嫁 「色塗りも『ここ何色?』とか聞かれて『そこは青で…』とか言ってたけど、ほんまは『あーそこはそうじゃないんだけどなぁ…』とか思ってたんちゃうかなとか(笑)」

私 「皆んなで作るやつはなぁ(笑)」

嫁 「これ、なんかよく思い出すわぁ」

私 「そうなんや、ええ話や」

嫁 「うん」

私 「絵の仕事したりしてんのかなぁ」

嫁 「それで稼いでるかどうかは分からへんけど、絵は描いてるような気がするわぁ」

私 「そうかもなぁ」

・・・

しょっちゅう行くショッピングモールのフードコートで、昼飯を食べていたときに嫁がしてくれた話。

何となく私も、その人は今でも絵を描いているような、あるいは、描いていて欲しいような、そんな気がするのである。

よりどりみどり…

数週間前に私が風邪をひいてしまい、おおよそ1週間くらいで、だいぶん普通の状態になってきた。

ほんまに近頃は治りが遅いよなぁ・・・

私もまだ、100%ではないような感じがしているのだが、遅れること1週間ほど、症状的にも明らかに私始まりのものだと思われる症状が、嫁にも表れてしまった。

私がぼつぼつマシになりだしたかな、と思った時期に、嫁は、鼻声、鼻水、喉がイガイガ、という状態に。

かれこれ3週間ほど、お互いに風邪っぽい感じの状態が続いてきていたわけだ。

はじめ、私が風邪っけを訴えたとき、嫁が薬を買ってきてくれた。

そして、嫁にうつってしまったときに、また新たに買い足して来ていたようだった。

先日の食後、

嫁 「だいぶんマシになったけど、いちおう薬飲んどこうかー」

私 「そうやな」

嫁 「治り際が肝心、ここ大事!」

私 「俺は今は、痰が絡む感じやから、これ飲もうかな」

嫁 「私は鼻の効くやつにする」

ケーキ・バイキングならぬ、薬バイキングである。

3、4種類くらいの薬の中から、自分の治したい症状に合わせて選んだわけだが、よりどりみどりと言っても、薬というのはちょっとイタダケマセン・・・

毎日、外から帰ってきたら、手洗いうがいは2人ともやっていたにも関わらず、ひいてまうんだからどうしたものか。

熱が出なかったのが救いかな。

今まさに、コロナ、新型肺炎、新型ウイルス・・・物騒な話が飛び交ってますが、皆さん大ごとありませんように。