嫁も私も、文房具が結構好きなようである。
ボールペンとかは、自分の書きやすいものがだんだん決まってくるんで、あんまり新しいものは買わなくなるが、ノート類となると、いつも目移りしてしまう。
スケジュール帳にはじまり、思いついたことをパッと書き留めるメモノート、日記を書くノート、これ用のノート、あれ用のノート…とやっていくと、なかなかまとまらない。
数ヶ月前くらいか、嫁がガサゴソとカバンから何か出しているのを見ていると、どうやら新しいノートのようだ。
私 「新しいノートかいな」
嫁 「〇〇用のノート、こういうの探しとってん♪」
私 「良かったやん。せやけど、前に『ノート分け過ぎて、どのノートにメモったか分からんようになる』言うてたで」
嫁 「そうやねんな〜それが困るねんな〜」
なんて言いながらも、文房具屋さんにいくと、私も「あ、これええなぁ…」みたいになるので、新しいノートを買う気持ちはよく分かる。
ただ私はここ1年ほどは、ノートをやめてルーズリーフにしている。
家に置いておいて日記を書く分と、いくつかある自分が勉強していることについて書き込むもの、とりあえず2つのルーズリーフ。
それでも、文房具屋さん、あるいは100均なんかも魅力的やが、何となく惹かれるノートがあると、ふらっ…と書いたくなるが、そこは「ルーズリーフに決めたやろがい!」と自分を戒めて?とりあえずそれで統一しようとしている。
それがしばらく続いていて、先日、嫁がまたカバンをガサゴソしている。
私 「今度はなんや?」
嫁 「これ買ってみてん」
私 「お、ルーズリーフなんや」
嫁 「そうしてみてん」
私 「俺も今はルーズリーフや、これに統一しようとしてんねん」
嫁 「そう言うてたのもあるし、前に読んだ本に書いてて私もやってみようと思って」
私 「俺は結構これで続いてるで」
嫁 「ほんでこれな〜これ真ん中にリングがなくて左のページ書くときも書きやすいねん」
私 「なるほど。それ確かにちょっとええかもな」
嫁 「それと、これ軽いねん」
私 「あんた軽いのほんま好きやな…靴にしろカバンにしろ、ダウンジャケットにしろ…」
嫁 「軽いの好き!軽いとかシンプルなんとか!」
私 「それリングが小さいからすぐいっぱいにならへんか?」
嫁 「これは携帯用やねん」
私 「なるほど、それが出来るのがルーズリーフやわな。必要なところだけを持って出かけられる」
2人してしばらくはルーズリーフで活動してみることになったようだ。
しばらくして、嫁がプリンターで何かを印刷しているので見てみると、無地のルーズリーフ用紙に、Excelか何かで作った表のフォーマットであった。
私 「へ〜そういう使い方か…どれどれ」
嫁 「もう見んといて!また『ここはどうするんや』『ここの行がズレてるな』とかうるさいねんから!」
私 「(笑)でもフォーマット作るんはアリやなぁ」
私 「無地のやつ俺も持ってるけど、自由過ぎて逆に使いにくかったりするねん」
嫁 「あ、じゃあ、こういう方眼紙のやつもあるんよ?」
私 「ほぉ、ええやん、何枚かくれへん?」
嫁 「いいよ、持って行き」
私 「せや、ルーズリーフにするんやったら、クリアポケット俺持ってるで。綴られへんやつを入れとけるし、わりと使えるかもよ」
嫁 「あ、じゃあ1枚ちょうだい♪」
てな感じで、お互いの便利グッズ?をやりとりしつつ、ルーズリーフ方式が始まった。
2人ともスマホにメモったりもするんやが、むしろ紙に書く方が使い勝手がいいということもあって、面白いもんだ。
さて、次に道具が更新されるのはいつになるのか、あるいは、ルーズリーフが定着するのか。
私としては、次に嫁がカバンをガサゴソとやり出すのを「お見逃しなく!」である。
P.S.
なんや、小学校のときに、友達とお互いの弁当の卵焼きを1個ずつ交換してたのを思い出した…友達のは甘い卵焼き、うちは塩の卵焼き。友達は塩の卵焼きが珍しくて新鮮、私は甘い卵焼きが新鮮、異文化交流の基本のような…。小学校はシルクロードみたいなもんやったんかね〜。夫婦なんか最たるもんじゃね?