あの子はいまも絵を描いているんだろうか

嫁 「高校のときさぁ」

私 「うん」

嫁 「クラスでちょっと変わり者というか、ちょっとういてる感じの女の子がいてんけど」

私 「ほぉ」

嫁 「その子、めちゃくちゃ絵がうまくて」

私 「へぇー」

嫁 「文化祭でクラスででっかい垂れ幕作ることがあって」

私 「そんなんあったか」

嫁 「その女の子がデザインして、なんか浮世絵みたいなすごいやつ」

私 「大きい絵を描くのってなかなか難しいもんなぁ」

嫁 「その子が下書きして、みんなで色塗って」

私 「文化祭って感じやな」

嫁 「皆んなから『うわ〜すげぇ〜』とか声が上がってその子がちょっとはにかんだりしてて」

私 「いいクラスやなぁ、日頃ういてても適材適所というか」

嫁 「色塗りも『ここ何色?』とか聞かれて『そこは青で…』とか言ってたけど、ほんまは『あーそこはそうじゃないんだけどなぁ…』とか思ってたんちゃうかなとか(笑)」

私 「皆んなで作るやつはなぁ(笑)」

嫁 「これ、なんかよく思い出すわぁ」

私 「そうなんや、ええ話や」

嫁 「うん」

私 「絵の仕事したりしてんのかなぁ」

嫁 「それで稼いでるかどうかは分からへんけど、絵は描いてるような気がするわぁ」

私 「そうかもなぁ」

・・・

しょっちゅう行くショッピングモールのフードコートで、昼飯を食べていたときに嫁がしてくれた話。

何となく私も、その人は今でも絵を描いているような、あるいは、描いていて欲しいような、そんな気がするのである。

よりどりみどり…

数週間前に私が風邪をひいてしまい、おおよそ1週間くらいで、だいぶん普通の状態になってきた。

ほんまに近頃は治りが遅いよなぁ・・・

私もまだ、100%ではないような感じがしているのだが、遅れること1週間ほど、症状的にも明らかに私始まりのものだと思われる症状が、嫁にも表れてしまった。

私がぼつぼつマシになりだしたかな、と思った時期に、嫁は、鼻声、鼻水、喉がイガイガ、という状態に。

かれこれ3週間ほど、お互いに風邪っぽい感じの状態が続いてきていたわけだ。

はじめ、私が風邪っけを訴えたとき、嫁が薬を買ってきてくれた。

そして、嫁にうつってしまったときに、また新たに買い足して来ていたようだった。

先日の食後、

嫁 「だいぶんマシになったけど、いちおう薬飲んどこうかー」

私 「そうやな」

嫁 「治り際が肝心、ここ大事!」

私 「俺は今は、痰が絡む感じやから、これ飲もうかな」

嫁 「私は鼻の効くやつにする」

ケーキ・バイキングならぬ、薬バイキングである。

3、4種類くらいの薬の中から、自分の治したい症状に合わせて選んだわけだが、よりどりみどりと言っても、薬というのはちょっとイタダケマセン・・・

毎日、外から帰ってきたら、手洗いうがいは2人ともやっていたにも関わらず、ひいてまうんだからどうしたものか。

熱が出なかったのが救いかな。

今まさに、コロナ、新型肺炎、新型ウイルス・・・物騒な話が飛び交ってますが、皆さん大ごとありませんように。

君が眩しい?

天気の良い日に屋内から外へ出ると、日差しが眩しく感じることは誰にでもあると思う。

なんとなくやが、嫁は眩しいのに敏感なような気がする。

うちから外へ出かけるときは、だいたい目を細めている、というか、しかめっ面のような感じになっていることが多い気がするのだ。

車に乗っている時もそうだ。

ふと助手席の方を見ると、しわしわの顔で前方を見やっている。

私 「眩しいん?」

嫁 「ちょっと眠い…」

と、相変わらずちょっとズレた返事をしたりもする。

そんなに不思議に思っている、思っていたわけでもないが、そういえばいつもそうだなぁとふと思った。

朝起きるときも、部屋が暗くて電気を付けたときなども同じく、顔がしわくちゃに、まるで、鬼の形相になる。

なかなか面白いので「ははは!」吹いてしまうこともある。

外に出て、ええ天気やなぁと思いながら玄関の鍵を閉めて嫁を見ると、しかめっ面。

私 「機嫌わるい?」

嫁 「機嫌いい」

と、しかめっ面のまま返事をする。

そんなとき、とっさに、ほっぺたあたりにぶちゅ〜っとしたくなる衝動に駆られるときもあるが、玄関先とはいえ公の場ではさすがにはばかられる。

しわくちゃの顔?しかめっ面?機嫌悪そうな顔?そんなんに愛着を持つ私も、なかなかの嫁オタクなのかもしれない。

あーそーでっかー結構なことで・・・てなもんですな。

風邪ゼロならず…!

夫婦共々、今年は風邪をひいていないということで喜んでいたのだが、先日、私が名古屋の方へ出張へ行った際にもらってきたのかどうか、定かではないが、風邪をひいてしまった。

金曜に出向いてからどうも本調子じゃないなぁと思った後、土曜はほぼ寝床で過ごし、日曜はちょろちょろウチの用事をして、月曜には100%とまではいかないが、日常の活動にはなった。

前にも書いたと思うが、さすがの中年という年でもあるからか、スパッと今日から治った!とは行かず、昨日よりマシ…また今日はちょっとマシか?…と徐々に普通になっていくような感じだ。

結局、いつから風邪じゃなくなったのかはグレーな感じ。

それでもまぁ、だいぶん私が回復してきたと思ったころに、今度は嫁が鼻声になってしまった。

かわりばんこ、である。

仲良し夫婦と言われることはあっても、これは要らん…。

それでも、私が風邪っ気になったときから、出来るだけうつらないようにと、ウチではマスクをする、飯を取り分けるときは自分の箸は使わない、寝室を別にする、など対策はしていたつもりだったのだが…。

熱は出ず、喉がイガイガする、鼻みず鼻づまりになる、など、症状からして、私のがうつったと考えて間違いなさそうだ。

すまん…。

さて、嫁は、ほぼ回復だと言えるところまで、何日かかるだろうか。

ちなみに私は、1週間だったところで、あとひと息…という感じだ。

心身ともに、健康がいいっすよね。