とくに用事のない電話

急に嫁の声が聴きたくなることがある。

自分が凹んでいるときや、何となくつらいときとかだろうか。

私 「もしもし」

嫁 「もしもし、どーしたん?」

私 「いや、ちょっと声聞きたいなと思うて」

嫁 「ふふふ」

私 「ん?外か?」

嫁 「うん、タリーズ」

私 「ありゃ、話しててええのんか」

嫁 「うん、大丈夫」

(小声なのに気づき)

私 「空いてるんか?」

嫁 「うん、そうでもない…」

私 「あぁ、すまんすまん」

嫁 「いいよ」

私 「ほんじゃまたな」

嫁 「うん、ごめんごめん」

・・・

とかいうのが今日の電話。

私は基本的に、甘えん坊というか、心の中に弱い部分があるように思う。

そりゃ誰しも、どこかにそういう部分は持っていると思うのだが、私はよく、何とも切なくなる時があって、用事はないけど、そんな電話をしたりすることがある。

そういうのを、嫁がどう捉えてるんか分からんのやが、邪険に扱うことはまぁなくて、特別気遣ってる風でもなくて、ごく普通に、いつも通りの嫁として応対してくれる。

ありがとさん。