坂本龍馬

そう言えば、ここ5年くらいになるだろうか、床屋さんに行っていない。

理容室、美容室、ともどもご無沙汰だ。

かと言って、長髪ギネス?を狙っているわけでもなく、むしろ私は短髪の方が好きで、10センチの長さになることは、この20年くらいの間、無いんじゃないかと思う。

私の髪を切ってくれるのは、今はもっぱら嫁だ。

バリカンで横と後ろを刈って、上の方はスキバサミというやつで切ってくれている。

散髪素人の嫁には、だいぶん手間なのかもしれないが、私としては「どうされます?」と聞かれなくていいし、「いい具合に」と言うだけで始めてもらえる、何より、要望があれば気楽に言える、というこたで、お気に入りの散髪屋さんなのだ。

かたや「いっつもやってもらってばっかりで悪いし、髪切ったろか?」と声をかけたことはあるのだが「いや…いい。」というのが嫁の答えだったので、私が嫁の髪を切ることは、今のところ無い。

そんなこんなで、嫁はどこかで散髪してるようだ。

これまで結構ショートだったのが、ちょっとずつ伸びてきているようで、最近、ギリギリで、後ろで結べるくらいになったようで、そうしていることがある。

それを見て私は「お、後ろで結んで、坂本龍馬みたいやがな!」と言ったら、嫁は「あはははは!」とウケていた。

面白かったから笑ったのだとは思うものの、女性で、坂本龍馬に例えられて喜ぶ人も、わりと少数派じゃないだろうか、と思うのだ。

嫁は、どういう感情だったのか。

それは分からへん、のです。

「おかえり」の2段活用?

夫婦2人で車で出かけて来て帰宅。

ウチにはいちおう1台分のガレージがあるのだが、それほど大きくないので、入庫した後に嫁が車のドアを開けると、壁にガツンと当ててしまいそうになる。

そのため、車のドアのエッジ部分に、ホームセンターで買った、それのためのゴムを貼りつけていて、もう大丈夫なのだが、だいたい嫁は入庫前に「先降りるわ」と言って降りる。

たぶん、嫁がコツンと当てたことがあったんだろうと思う。

でも、そのときに、私が文句でも言ったのか、機嫌悪くなったのか、覚えもないのだが、そういうことがあったんだろう。

そういうところは、嫁はすごく避けようとしてくれる…というか、機嫌悪くなるのが嫌なんだよな…。

ごめん…。

ただ、車でよく寝る嫁は、眠さが買っている時は入庫の時にも起きないので、2人乗ったまま車庫入れする。

エンジンを切ってしばらくして「あ…着いた…」と言って起きることもある。

それは時々で、先日はいつも通り先に嫁が降りウチに入る。

このご時世でもあり、嫁が手洗いうがいをしている時に私も入庫を済ませて家に入る。

私 「どうも〜ただいま〜」

嫁 「おかえり!」

嫁 「おかえりやっしゃ〜!」

私 「ははは!なんで2回言うんや(笑)」

嫁 「分からへん」

一般的には「ただいま」と「おかえり」がセットでひとつの会話は完了と言えると思うのだが「おかえり」を2回言うだけにとどまらず、2回目が「おかえりやっしゃ」なので、私としては「いや、なんで?」と笑ってしまうのである。

2回言うことの理由すら「分からへん」ということなので、2回目を「おかえりやっしゃ!」に変えた理由など、本人に分かるはずもない。

まぁ、理由がないといけないことでもないので、この件については、これで終わりにしたい。

ということを嫁に話すと、

嫁 「全部に理由があると思うな!」

とのことである。

ご清聴ありがとうございました…

嫁先輩

最近、考えたことやこれからどうする?といったことをメモしたりするノートを、嫁も私もA5のルーズリーフにしている。

我々2人とも、文房具好きで、ナガサワ文具店をはじめ、100均なんかでも、文房具屋さんなんかでは「これええな〜」「これは何?」と言いながら結構長居してしまう。

ところで、ルーズリーフの用紙にしてもいろいろある。

普通の罫線のものでも、線幅をAにするんかBにするんかもあるし、他にも方眼紙もあれば、無地のものも、そして、カレンダーになっているものもあったり、用途によって選べるというのは楽しく、萌である。

先日嫁が、無地の用紙に自分スタイルに罫線やメモ欄を印刷して、オリジナル用紙をこさえているのを見た。

表裏に印刷して、カスタマイズしているようだ。

私 「へ〜こんなんにして使ってるんや」

嫁 「そーやねん、ここにリスト書いて完了したものチェックできるようにして、ここに気づいたことメモしたりして」

私 「市販のやつって、ココこうやったら完璧やねんけどな〜ってあるもんな」

嫁 「あとは、ここのスペースはまだ定まってないからこれからやねん♪」

私 「ルーズリーフ生活エンジョイしとるなぁ(笑)」

嫁 「今んとここれで不都合はない感じかな〜」

私 「前まで『あれ〜あのメモどのノートにかいたんやったっけ…』とか言うてたけど、それなりに固まって来た感じか(笑)」

で、私もちょっと、日常的にメモっていこうと考えたことがあって、その表のフォーマットを、無地のルーズリーフに印刷してみようと思って段取りしてると、

嫁 「あ、両面印刷、あんまり上手く行かへんときがあるから、1枚ずつ表は表、裏は裏で印刷した方がいいで」

私 「お、なんやさすが経験者やな」

嫁 「なんか先輩として偉そうに言うてしまったけど…」

私 「あははは!いや、ええやんか!なんで反省しとんねんな(笑)」

嫁 「なんか先輩風吹かしてしまった…」

私 「ははは、大丈夫やて(笑)」

私には全然偉そうには聞こえなかったのだが、何やら反省気味な感じで言うもんだから、声出して笑ろてしもうたのである。

嫁は、ときどき?いや、しょっちゅう、面白い事を言う、というか、面白い言い方をするように感じる。

ニュアンスは文章とかで伝わりにくいが、私には面白く聞こえることが多い。

これを相性というのかは分からないが、夫婦にとっては、いいことなのかもしれないなぁと。

へ〜…ってなもんですな。