クロネコの営業所だったはず

クロネコヤマト宅急便の営業所に、先日荷物を持ち込んだ。

荷物があるとき、以前は集荷に来てもらうことも多かったが、それって結構時間が束縛されて不便だったりする。

1人で待っている場合なんかだと、トイレ行ったりしているときに来たら「あー居てますねんけどー!」と焦って、ゆっくり用も足せない。

集荷に来る人にもよると思うけれど、粘って待ってくれる人も居れば、すぐに引き返してしまう人もいる。

とは言え、どちらがいいかとも言えず、まさにトイレ中なんかだと、ピンポン!ピンポン!とやられても「ちょっ…ちょっと待ってー!」とストレスになる。

そんなこんなで、嫁も言っているが、お互いに持ち込む方が好きだ。

で、先日何箱か送る用事があったので持っていった。空いているところがいいなということで、はじめての営業所へ向かった。

そこは、工場なんかが多く隣接しているところで、土日だったこともあり、とても空いていて、そもそも、車を道路の脇に停めても、道が広いので焦らなくて良く、私ら好みと言える感じだった。

荷物を運び込み、嫁が事務所で手続きをしている間、私は停めた車の近くに立っていたところ、少し離れた向こうから、なにやら白い物体がのそのそと近づいてくる。

見ると、白いネコである。

直線的に私の方へ向かってやってくるので、面白いなぁと思いつつ、少し近づこうとして動くと、すっと方向を変え、横の垣根の中に入ってしまった。

そこへ、嫁が事務所から出てきたので「真っ白のネコや、そこの垣根に入っとる」と伝えると嫁も覗き込み「いるいる!」と。

近づこうとすると、すうっと逃げて建物の間へ歩き去って行った。

クロネコヤマトの営業所に、シロネコとは此れ如何に、というところである。

嫁 「あのシロネコに荷物預けたら運んでくれるんやったんかなぁ(笑)」

私 「運ぶんはクロネコやから、そら無理やろな。せいぜい荷物の横に座ってにゃー言うくらいやろ」

シロネコは、なんぞメシでもくれるんかと思って寄ってきたのかもしれないが、残念ながら私らは、クロネコヤマトに荷物を送ってもらいに来たのだ。

あの営業所「シロネコヤマト」とは書いてなかったはずだ。

そうだ、この「シロネコヤマト事件(?)」の前の晩に嫁が見た夢・・・

「白いネコが『ときどきエサくれへんことあるからお腹が空くときがある』と喋ってた」というものだ。

ヤマトさんの営業所にいたネコが先に夢に出てきたのか?

なんの暗示や…

文房具好きな私ら

嫁も私も、文房具が結構好きなようである。

ボールペンとかは、自分の書きやすいものがだんだん決まってくるんで、あんまり新しいものは買わなくなるが、ノート類となると、いつも目移りしてしまう。

スケジュール帳にはじまり、思いついたことをパッと書き留めるメモノート、日記を書くノート、これ用のノート、あれ用のノート…とやっていくと、なかなかまとまらない。

数ヶ月前くらいか、嫁がガサゴソとカバンから何か出しているのを見ていると、どうやら新しいノートのようだ。

私 「新しいノートかいな」

嫁 「〇〇用のノート、こういうの探しとってん♪」

私 「良かったやん。せやけど、前に『ノート分け過ぎて、どのノートにメモったか分からんようになる』言うてたで」

嫁 「そうやねんな〜それが困るねんな〜」

なんて言いながらも、文房具屋さんにいくと、私も「あ、これええなぁ…」みたいになるので、新しいノートを買う気持ちはよく分かる。

ただ私はここ1年ほどは、ノートをやめてルーズリーフにしている。

家に置いておいて日記を書く分と、いくつかある自分が勉強していることについて書き込むもの、とりあえず2つのルーズリーフ。

それでも、文房具屋さん、あるいは100均なんかも魅力的やが、何となく惹かれるノートがあると、ふらっ…と書いたくなるが、そこは「ルーズリーフに決めたやろがい!」と自分を戒めて?とりあえずそれで統一しようとしている。

それがしばらく続いていて、先日、嫁がまたカバンをガサゴソしている。

私 「今度はなんや?」

嫁 「これ買ってみてん」

私 「お、ルーズリーフなんや」

嫁 「そうしてみてん」

私 「俺も今はルーズリーフや、これに統一しようとしてんねん」

嫁 「そう言うてたのもあるし、前に読んだ本に書いてて私もやってみようと思って」

私 「俺は結構これで続いてるで」

嫁 「ほんでこれな〜これ真ん中にリングがなくて左のページ書くときも書きやすいねん」

私 「なるほど。それ確かにちょっとええかもな」

嫁 「それと、これ軽いねん」

私 「あんた軽いのほんま好きやな…靴にしろカバンにしろ、ダウンジャケットにしろ…」

嫁 「軽いの好き!軽いとかシンプルなんとか!」

私 「それリングが小さいからすぐいっぱいにならへんか?」

嫁 「これは携帯用やねん」

私 「なるほど、それが出来るのがルーズリーフやわな。必要なところだけを持って出かけられる」

2人してしばらくはルーズリーフで活動してみることになったようだ。

しばらくして、嫁がプリンターで何かを印刷しているので見てみると、無地のルーズリーフ用紙に、Excelか何かで作った表のフォーマットであった。

私 「へ〜そういう使い方か…どれどれ」

嫁 「もう見んといて!また『ここはどうするんや』『ここの行がズレてるな』とかうるさいねんから!」

私 「(笑)でもフォーマット作るんはアリやなぁ」

私 「無地のやつ俺も持ってるけど、自由過ぎて逆に使いにくかったりするねん」

嫁 「あ、じゃあ、こういう方眼紙のやつもあるんよ?」

私 「ほぉ、ええやん、何枚かくれへん?」

嫁 「いいよ、持って行き」

私 「せや、ルーズリーフにするんやったら、クリアポケット俺持ってるで。綴られへんやつを入れとけるし、わりと使えるかもよ」

嫁 「あ、じゃあ1枚ちょうだい♪」

てな感じで、お互いの便利グッズ?をやりとりしつつ、ルーズリーフ方式が始まった。

2人ともスマホにメモったりもするんやが、むしろ紙に書く方が使い勝手がいいということもあって、面白いもんだ。

さて、次に道具が更新されるのはいつになるのか、あるいは、ルーズリーフが定着するのか。

私としては、次に嫁がカバンをガサゴソとやり出すのを「お見逃しなく!」である。

P.S.

なんや、小学校のときに、友達とお互いの弁当の卵焼きを1個ずつ交換してたのを思い出した…友達のは甘い卵焼き、うちは塩の卵焼き。友達は塩の卵焼きが珍しくて新鮮、私は甘い卵焼きが新鮮、異文化交流の基本のような…。小学校はシルクロードみたいなもんやったんかね〜。夫婦なんか最たるもんじゃね?

近場の浜辺

砂浜に、あれ?と思う感じで咲いている花、があった。

たぶん嫁が気づいて眺めていたので「こっち向いて〜」という感じで花と嫁を一緒に撮ったのだと思う。

よう似合うてると思うよ。

なんて呼ばれてる花かは知らんけど、ええんじゃないかね。