浜ちゃん

西田敏行さん主演の「釣りバカ日誌」の浜崎伝助。

金曜の夜、酔っ払って機嫌良くしてる人たち、眠たくて仕方がない人たち、この時間まで昼間〜夕方のテンションを維持している若者たち、いや、酔っ払ってない人ももちろんたくさん、いろんな人がいる帰宅電車。

遠い目でそんなのを眺めながら思う。

「釣りバカ日誌」の浜ちゃんのプロポーズの言葉、

「貴女を幸せにする自信はないけど、僕が幸せになる自信はあります!」

それって、結構、大事なことなのかもしれないなぁなんて思う。

一周回って? 幸せにしてあげたい貴女がいるから頑張ろうと思う、という言い方も出来るけど、ちょっと今風というか、ちゃんと出来過ぎてて、聞こえが嘘くさい…。

もしかすると、自分以外を幸せにしてやる!というのは、ただの奢りと言えるのかもしれない。

自分の幸せというのが何なのかを考えながら、一緒にやっていくのが夫婦なのかなぁ?

今日は花金なのです。

眠りと覚醒の狭間で…

朝、私の方が先に起きたとき、嫁の様子を眺めたりすることがある。

「寝とるなぁ…」

と。

あるいは、先に寝室を出て、コーヒーでも飲みつつ、パソコン開いてメール見たりして、ひと段落して、ぼつぼつ起こそうかと寝室に戻り、足の指をつまんでみたり、頬ずりしてみたり、起きかけたら「起きるぞー」と、足を引っ張って布団から引っ張り出したりする。

また、梨やら林檎などがあるときは、それをひと口大に切って寝室に持っていき、口元にくっつける。

初めはびっくりするが、食べ物だとわかると口を開け、口の中で数秒ふくんだ後「しょり…しょり…しょり…」と食べる。

これを2、3回繰り返すと、眠りの世界から、徐々にこちらの世界、言葉のある世界へ戻ってきて「おいしい…」と言う。

また、寝言ではなく、夢で見たことをつぶやくときもある。

このときは、結構起きている状態だと言えるだろうが、いわゆる寝ぼけている感じ。

先日はどうも、人魚になってる夢を見ていたようだ。

私が例のごとくくっついていくと、例のごとく寝ぼけた様子で会話が始まった、

嫁 「人魚になってて売られた・・・」

私 「クロールでもして泳いでたんか?」

嫁 「・・・魚やのに?」

私 「(笑)人魚って魚なん?」

嫁 「・・・足 魚やん・・・」

私 「(笑)人魚のあれって足なん?」

嫁 「・・・・・」

ここで会話は途切れた。

あまりにしょうもない?身のない議論だったためか、また、眠りの世界へ戻っていってしまったようだった。

私はあまり、寝ぼけた状態というのがおそらく少なく、寝ているか起きているか、の区別がつきやすいタイプだと思う。

嫁は、眠りと覚醒の狭間に滞在することができる、という特技を持っているのだろうと思う。

考え方、見方で良くも悪くも

私は懸賞にちょくちょく応募する。

と言っても、先に調べて、この日からキャンペーンが始まる!と準備するようなことはなく、「ん?なんか応募券がついてるぞ?」と気づいて、欲しいものだったりすると、応募券の収集を始める。

先日は、親戚の集まりで、その日中に帰る予定だったので、アサヒ スーパードライのノンアルコールを飲んで、寿司を食べていたんだが、カンカンに何やらシールが貼ってある。

どうも、キャンペーンをやっているようだ。

ビール系のキャンペーンは、ビールそのものだったり、アテになりそうなものだったりすることが多いので、私好みなので調べてみると、アサヒ商品のギフト券、とのこと、それでは、発動。

たぶん、私は、薄ら笑いを浮かべながら、プリントアウトした応募ハガキに、応募シールを貼ったのだろう。

よし。

ほぉ、今回は結構ようけ応募シールが必要なんだな、6巻パックを2つ買えばいいんだな、と予定を立てる。

ふと、全体を見渡したときに、右上の黒字に白抜きの文字が目に入る。

キャンペーン、終わってるやん…

このハガキを見せつつ、嫁にその話をすると、

嫁 「えー!かわいそー!」

と、眉間にしわを寄せながら、同情してくれた。

キャンペーンは終わっており、応募は出来なかったが、嫁のお陰で、この応募も、当選したようなものだ、と思うのだ。

その話をすると、

嫁 「素晴らしい!」

とのことだ。

そうなのかなぁ。

ノロケ

シラフででも、ノロケ?を書いてみようと思う。

私は嫁のことが好きだ。

さすがに、出会った頃の、高校時代の恋愛感情とはそりゃ違うと思うが、いまだに可愛いと思う。

結婚前の付き合い9年ほどを含めると、かれこれ30年くらいの時間を経ているし、それなりの歴史があるから、出会った頃の感情がそのままかと言われると、そういうわけではない、というのは当然だろうね。

ラブラブ、というのはまだ使える台詞なのか分からんが、さすがに、我々、ラブラブというにはちょっと恥ずかしいが、そういう感覚を、少なからず残しているところがあるかもしれない。

ほぼ毎日会っているし、ほぼ毎日晩酌もしているのだから、いろんな意味で、お互いに慣れはあるはずだ。

それでも「好き」というのはどういうことか。

美人は3日で飽きる、ブス(禁句?)は3日で慣れる、というフレーズもあるが、美人とブスの違いも曖昧なものだ。

我が嫁はどっちか。

その話をしたときに嫁は、

「あなたは私のこと飽きて飽きて可愛そうね」

と言っていた。

私からすると、そういうカテゴライズをしたことがないので分からない、というのが正直な答えかと。

好き、という気持ちは、いったいどこからやってくるのか。

仕事のプレゼンでもあるまいし、対外的に嫁のことを説明する必要がないわけで、どういうところが好きか、どこがいいのか、というのも「ここ!」というのが、パッと出てこない感じだ。

好き、と言いつつ、どこが好きなのかを説明できない、というのもへんな話だなぁとは思うけど…。

先ほど、

私 「前にあんた、美人は3日で飽きる、ブスは3日で慣れる、って話のとき、『私のこと飽きて可愛そう』言うてなぁ」

嫁 「そのと〜り!」

と言っていた。

なんやろなぁ・・・

嫁の「そのと~り」の引用もと