「怪物くん」と言えば、私は藤子不二雄Aさんの漫画が原作のテレビアニメで見ていた。
最近、といってもだいぶん前になるかもしれないが、元…SMAPの香取くんが怪物くん役で実写版などもが放送されていたような記憶もある。
アニメのストーリーははっきり覚えていないけども、日常的な描写もあったろうし、悪い怪物と戦ったりと言うものだったと思う。
なぜ「怪物くん」を思い出したか。
それは、先日旅行へ出かけたときの、朝晩のビュッフェの料理が美味しかったから?だ。
小ぶりの玉ねぎ丸ごとの上に、トマトソースが乗っていてるものがあって頂いた。
見たときに思い出したのが、過去の旅行の際のお品書きに「玉ねぎステーキ」と言うのがあって、玉ねぎのステーキなぁ…と思いながら食べたのだが、嫁ともども、美味しいのは美味しかったが「やっぱり玉ねぎだったねぇ」と話したことがあった。
なので、まぁそういう感じだろう、と思いつつも、行き先が玉ねぎ推しの地域だったので、いちおう郷に従えということで食べてみたわけだ。
すると、玉ねぎの中央をくり抜いてあってミンチ肉が詰まっていて、ロールキャベツの玉ねぎ版みたいなもので、なにやら工夫が感じられてなかなか気に入った。
嫁は過去の記憶からか、期待を持てず、その料理は取らなかったようだった。
同じ玉ねぎでも、嫁が気に入ったもののひとつは、「トマト玉ねぎドレッシング」。
甘さが絶妙で、トマトのおかげか、若干の酸味もあるような、ちょっと柑橘系の風味も感じられ、それはそのホテルのシェフが育てた玉ねぎを使っているとかで、ホテルの売店にも売られているとのことだった。
私もおいしかったので売店で購入し、帰ったその日のサラダにもかけて食べた。
売店のお姉さんも、夜で客足が少なかったものの、レジの方へ行くと、向こうから小走りで対応してくれて感じが良かった。
そこのホテルのビュッフェには、かなり満足したのだが、いわゆる強烈な個性とか、インパクトのある味、というよりは、絶妙の味付け、という感じ。
そして、料理全体から、料理人が食材を無駄なく丁寧に使っているように感じられたのだ。
そんなことを考えていると、あのミンチ肉の入った、小ぶりまるごと玉ねぎの中央部分は、もしかすると、このドレッシングに使われたりしているのではないか、などと思えてきた。
もちろん美味しくできているのがベストだが、そういう無駄のない料理、私は好きだなと。
そこでやっと「怪物くん」。
主人公の怪物太郎(というらしい)のお供の1人に料理が得意な者がいて、日々の食事は彼が準備していた。
ある回の話で、何かのきっかけで外からやってきた料理の得意な怪物が、お屋敷の食事を準備することになったのだが、いつもよりも美味しいと皆の賞賛を得る。
お供の料理人は面白くなく、腹を立てたり、いじけたりしていたが、何かがおかしいと思う。
最終的には、そのよそ者の怪物は、高級食材をたんまり使っていたことが分かり、多額の請求書が来て、なんてこった〜!となる。
金はある方が絶対にいいが、金使えばうまいものが手に入るとも言い切れないのは、料理に工夫(味付けでもコストでも見かけでも楽しさでも)があることで、かなり違ってくると思う。
・・・なんの話だったか。
そう、その「怪物くん」の登場人物の中で、料理の得意なのは誰だったか。
嫁「ドラキュラ!ザマスって言う人!」
私「(笑)」
嫁「あれ?ドラキュラが得意なのは散歩やったっけ…」
私「散歩が得意て言うのもあんまり聞かんが…。ドラキュラちゃうな」
嫁「あ!分かった!フンガーっていう人!」
私「そもそも人じゃなくて怪物やけどな。3択で2個間違ったわ」
嫁「(笑)」
・・・
淡路島観光ホテル、ゆっくりするのにぴったりで、ビュッフェの料理はコスパなかなか良しでおススメですよ。
釣り好きの人にいいのかな?プライベート釣り場があって、本格的な人も?夜中や早朝に釣りしておられました。