いま現在も、世界最速の男は、ウサイン・ボルトで合ってるんですかな。
我々夫婦にとっては、カール・ルイスで止まっている、とちょっと前に書いた。(過去の記事「世界で最も速く走る男」)
嫁がボルトの名前を思い出せず、ヒント出したりして当てるというやりとりをした。
私は、ボルトのヒントに、ホームセンターで売っているもの、と言い、嫁は「ドリル!」「釘!」と回答していて、最終的に正解にたどり着いた。
後からその話をしていて、嫁はこう言っていた。
「私が『釘!』って言ったとき、よくあんな普通におれたよなぁ。私やったら『うわぁー!近い近い!あー!めっちゃ惜しい!』とか言うてまうわ!」と。
嫁は普段、どちらかというと声も大きい方ではなく、テンションも高い方でもなく、見た感じはおっとりというのに近い雰囲気の人だと私には見える。
ただ、先日のボルトのやりとりのような、ちょっと楽しめそうなキッカケがあったときには、本能的に、面白さをプラスして楽しむ、という能力を発揮しているような感じがする。
決して大げさな喜び方、面白がり方をする感じではない。
うむ、確かに嫁は、話を大げさにするタイプではないし、盛ったりすることもない。
だが、ちょっと動力を付与すると、補助エンジンを自動的に発動させているというか、そうだ、ヤマハのPASのような動力源を持っているといったところか。
概して単純、真っ直ぐな印象を私に与えている嫁なのだが、この、楽しみの自家発電的な反応のメカニズムは、まだ解明されていないのである。
