前にも書いたが、今年の夏から我が家の晩酌に、レモンサワーが参入した。
それと同時に、レモンをよく買うようになり、かつてはほぼ買うことのなかったので、その消費量の増加率は無限大と言える。
買ってきたレモンは半円のスライスにして、皮ごと砂糖漬けにして凍らしたものをサワーに添える。
最近は砂糖ではなく、はちみつに漬けるようにしていて、その方がよく浸かるし美味しいようだ。
もともとは、お酒に添える目的で作っていたのだが、どうも、ちょっとしたときにその冷凍はちみつレモンをパクッと食べているようで、減りが早い。
たぶん週に2、3個? いや、もう少し消費しているのではないか。
私 「あんたレモン食べ過ぎちゃう?」
嫁 「レモンって体に良さそうやん」
私 「まぁそんな感じはするけど」
冷凍はちみつレモンを美味しくするためには、漬けてすぐに凍らすのではなく、2、3日は冷蔵で漬からせておいて、それから凍らすのがいいようだ。
ただ、それでは欲しいときに完成系の冷凍はちみつレモンがない場合があるので、最近は、漬けている最中の冷蔵のものと、冷凍まで行っている完成系のものと、2つのタッパーを使って回している。
そんなふうに仕込んでいるはちみつレモン、私も使うことがあるが、タッパーの下の方と上の方では浸かり方が違うために、当たりハズレがある。
なので、私が使うときは、よく浸かっている下の方から頂戴する。
嫁にも、タッパーの下の方からとった方が美味しいで、と話をしていた。
ところがある日の晩酌。
嫁 「うわ!全然浸かってないわ!苦い…これアカン!」
と言って、ティッシュに吐き出した。
私 「タッパーの上の方からとってたやろ」
嫁 「うん、とってた」
私 「前に言うたやん、下の方から取りやって」
嫁 「入れてるときに言うてやぁ」
私 「それまだ浸かってへんやろなぁと思うてた」
嫁 「言うてやー」
私 「前に言うてたし」
嫁 「そんとき言うてくれんと」
私 「おもろいかなぁと思うて」
嫁 「別におもしろない」
私はおもしろかった。
ただ、こういう意地悪さは嫁にはないなぁとふと思ったのである。