青木雄二さん原作の漫画「ナニワ金融道」はドラマにもなっていて、中居正広さん、小林薫さん、緒形拳さん等々、すごくハマり役のキャストで、原作の漫画とは違うキャラクターになっているとはいえ、それも含めてとても面白い。
テレビ放映されたのは、調べてみると1996年ということだから、今から20年前ということになるが、今見ても色あせていないどころか、十二分に楽しめる。
テレビ放映当時も見ていたと思うが、そのあとにも一度レンタルDVDで全6枚を見た記憶がある。
さらに今年に入ってまた興味が再燃して、改めて借りてきて晩酌しつつ見返しているので、3回目ということになる。
以前より金融関係の法律の言葉に慣れたのか、かつてより話が分かって面白さが増している。
また、我々夫婦もそれなりにおっちゃん、おばちゃんになったこともあって、人情描写の細かいところにも思う部分が増えたのだと思う。
DVDの良いところは、嫁と一緒に見ていて、話が分からなかったところなどで一時停止して「これどういうこと?」「このシーンいいよねぇ」ということが出来るところだ。
私は「ナニワ金融道」については、原作漫画の方は断片的に目を通したくらいなので、ドラマの印象が強いのだが、ちょい役も含めて、すべての登場人物がいい役者さんだなぁと思う。
笑いあり人情あり、ちょっと勉強にもなる?ドラマだと思うのでオススメしたい作品だ。
ところで、物語のスジとは関係ないが、嫁と一緒に笑ってしまったシーンのひとつ。
金貸しの帝国金融として大勝負となる仕事に向けて、主人公の灰原くん(中居正広)が、先輩の桑田さん(小林薫)と待ち合わせをしていて、車にもたれつつ「遅いなぁ」と待っていた。
しばらくして桑田さんがやってきて、毎度おなじみの下品な?ジョークを交えながら車の助手席にそそくさと乗り込んだ。
灰原くんも、よし行くぞ、ということで運転席に乗り込んだらすでに桑田さんは寝ていた、というシーン。

・・・
これを見たときに2人して笑ったのだが、嫁がどう見たかは分からないものの、私はとっさに、嫁みたいだ、と思った。
私 「あんた桑田さんと一緒やな(笑)」
嫁 「あははは」
嫁は、車の助手席に乗ると眠くなることが多いようで、目を閉じてから眠りにつくまでの時間は相当短い。
ついさっきまで喋っていたのに、返事がないと思って見ると口を開けて寝ていることもあるくらいだ。
まさにこのシーンの桑田さんばりだ。
あるときは、その早さに驚いて、
私 「え!寝てんの!?」
と言うと、
嫁 「え!?なに!?」
とびっくりして起きるのだ。
びっくりしているのは私の方なのに。
なかなかのスゴ腕だと思うので、この才能、何かに使えないものだろうか。