先日から、週末のたびに「ナニワ金融道」のテレビドラマのDVDを借りてきて、晩酌しつつ夫婦2人で見ている。
全6枚あったものも、あと1枚を残すところだ。
テレビ放映された時期が1996年ということなので、そのときに1回、何年か前に1回、そして今回で、3回目見ていることになるはずだが、細かいところを忘れていたり、各役者さんのちょっとしたセリフや動きなど、新しい発見があって面白い。
ドラマでも映画でも、そのときに注目したところ以外を見落としていたり、内容が分かっていなかったり、気づいていなかったりするところがあるもんだなぁと思う。
2人して「こんなんあったっけ?」というところも少なくないし、お互い覚えているところが違ったりするのもいとおかし。
つまらんと思った作品はもう一度見ようと思うことはまぁないが、面白かったものは、改めて見てみるというのは、結構楽しめる方法かもしれない。
いまはドラマを見ているものの、「ナニワ金融道」は、嫁の好きな漫画のひとつだ。
「ザ・大阪」「ディープ・大阪」という感じの登場人物が多く出てきて、大阪出身の我々夫婦には、なんとなく親近感みたいなものを感じるのか。
ただ、だんだんとそういう、昭和の大阪人というような感じの人は少なくなってきているだろうとは思うし、言葉遣いにしても「ナニワ金融道」に出てくるような言い回しは、ちょっとの懐かしさがあるものの、逆に新鮮に感じたりもするくらいだ。
ところで、大阪人の一般的なイメージとして「よく喋る」「冗談が多い」ともすれば、「けばい」「下品」とかいうのもあるかもしれない。
「ナニワ金融道」に出てくるセリフで、嫁が面白いと言って教えてくれたもので、私も、何の役に立つのか分からないが、どこかで使えないだろうか、と考えてしまうフレーズがあった。
そのひとつ。
「『知恵とチ〇ポはこの世で使え』って言いまっしゃろ?」
漫画のシーンは読んでいないが、おそらく「ちゃ~んと頭を使って考えることが大事でっせ」という話のシーンだろう。
また、
「『後悔 先に立たず、おチ〇コ 後ろに立たず』でんなぁ」
何か失敗があった人に対して「残念でしたなぁ」と声をかけたシーンだろうと思う。
・・・
っていうか、そんなん言うか??
ただ、論理的にはひとつもおかしなところがないのに笑ってしまう、何かからくりのような空気を感じる。
私にとっては、新手の?昔からその地域に伝わる?「格言」と言ってもいいのではないかと思う。
「土地に根差した格言」「土地に生きた格言」「呼吸をする格言」といった感じだろうか。
そもそも、そないに理論を展開するようなことかどうか、とも言えるが。
あと、私が読んだところのあるシーンで吹いてしまったのは、数人で経営してる会社の従業員の人がトイレで大の用を足していて、でっかく「ぶ~っ!」として
社員 「なんや屁だけか!つまらん!」
と言い、
となりで社長が用足ししていたらしく、
社長 「やまかしい、だまってせい!」
社員 「あ、社長!」
というやりがあったところ。
確か「肉欲棒太郎」の回だったはずだ。
いやぁ、笑ろてまうわ・・・
こういうのが、下品なネタ、下ネタのジャンルに入るのかどうか分からないが、好きでない人、笑えん人に対しては、失礼しました (^^;