車に乗ると、結構な頻度で眠くなる我が嫁。
先日もこれまでの記録を更新せんばかりの素早さで眠りについていた。
それも「予告新記録」と言えるかもしれないものだ。
いつものように用事を済ませ、ショッピングモールの駐車場に向かい、真夏だったのでしばらくドアを開けて、アッツアツになった車内に風を通す。
そしてエンジンをかけエアコンをマックスにして乗り込み窓を開ける。
そうしてから、じゃあ、ということで窓を閉めてシートベルトを締める。
嫁 「あー車に乗ったらすぐ眠くなるわぁ」
私 「ははは、よう寝てるもんな」
とひと言交わして車を動かす。
立体駐車場のスロープを降り、出口のゲートを通過、右左を確認して出庫、モール前の道路に出て1つ目の赤信号で停まる。
私 「今日は結局本は買わんかったんやな」
嫁 「え…!なに…ビックリしたぁ…」
私 「?」
寝ていたのだ。
私 「あははは、めちゃくちゃ早いがな」
嫁 「えー!もうそんな大っきい声出さんといてぇや」
いや、普段通りのぼそぼそ喋りの私である。
私 「いやいや普通の音量やがな」
嫁 「あぁ…寝てたから大きく聞こえるんやわぁ…」
私 「ははは、知らんがな」
嫁 「だから、大きいって…あぁ眠い」
寝る子は育つ・・・もとい、寝るおばちゃんは横に育つ、にするべきか。
車に限らず、晩酌のときもよく目をつむっていることがある。
私の話があまりにもつまらんか、同じ話が多いのかで、退屈なのかもしれない。
が、そう考えるより、私の存在が嫁にとって安心材料となって眠気を誘っているのだろう、と解釈することにすると、私の存在価値は少しくらいはあるのだと思えるわけだ。
こうして、義父の「彼女はどこででも寝られるようには育てた」と言っていたなぁと思い出したりもするのであった。