上善水如

「上善水の如し」という格言がある。

なにやら嫁が、ジャンルでいうと、倫理に入る内容の本を買って読んでいるらしく、そこでその言葉が出てきたそうだ。

嫁 「『上善水の如し』ってあるやん?」

私 「あるなぁ」

嫁 「あれ、最上の善というのは、水のようなものであって、万物を育み、他と争わない、ということなんやって」

私 「なるほど」

嫁 「あたし『上善水如』ってお酒のことやと思ってた」

私 「お酒あるなぁ」

嫁 「上等のお酒はクセがなくて水のよう、ということかと思ってて」

私 「お酒はまぁそういう意味なんちゃう?」

嫁 「もとは老子の言葉やねんて」

私 「へーそうなんや」

嫁 「ショッキングやわ〜、いや〜知らんかったな〜、てっきりお酒やと・・・はぁ〜そういうことやったんか〜」

・・・

昔の賢人の言葉を、お酒の名前だと思い込んでいたことに、ショックを受けたようだった。