ときどき嫁が、ふくらはぎやら、二の腕やら、お腹やらをつまんで、じぃっと眺めていたりすることがある。
私 「太ってきたか?」
嫁 「ふーむ、いつの間にこんなにお肉ついたんやろう…」
私 「そらチリツモで時間をかけて着々と蓄えられたんやろう」
嫁 「私に断りもなしに…」
かなり多くの女性にとって、ダイエットというのは、大きなウェイトを占めるテーマであるようだし、嫁も類にもれず、というところなのだろうか。
確か「◯◯ダイエットやってんねん♪」と言うことは何度かあった気がするが、
私 「あれどないしたん?」
と聞くと、
嫁 「あーそう言えばやってないわー」
という具合だ。
そもそも嫁が、がっつりとダイエットに専念している、というのは見たことがない。
嫁自身あまり気にしていないようにも思える。
私は、健康診断などでは、平均より痩せていると言われる体型で、嫁は、女性の平均と比べてどうなのか分からないが、太っちょではないものの、痩せてる方ではないだろう、と私は思っている。
身長差は15センチくらい私の方が高いだろうか。
ふとお互いの体重の話になったとき、
私 「俺の体重の最小最大は48〜58キロってとこやな」
嫁 「えー少ないわー」
私 「上は、体重を増やすために1日5食食べてプロテインも飲んでたんやがそこ止まり、下は無理やり減量したときの数字や」
嫁 「ひや〜私の体重の上下とほぼ同じやん…」
私 「俺いま54キロくらいやったわ、アンタは?」
嫁 「最近測ってない」
私 「いま体重計のってみいや」
嫁 「いやや、もう夜ご飯食べてるし、ビールも飲んでるから、朝測るわぁ」
とのこと、いくつだったらOKでNGなのか、基準があるのか知らないが、ちょっとしたボクサーの計量のようだ。
翌日には私はそんな話をしたことは忘れていたのだが、晩酌のとき、
嫁 「52やった…」
との報告があった。
察するに、本人にとってはいい数字ではなかったようだが。
というか、報告をするとは律儀な嫁である。